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北海道苫小牧市のノーザンホースパークで8日(月)に行われたセレクトセール1歳市場は257頭(欠場馬4頭を除く)が上場され、うち226頭が落札された。

落札価格の合計(税抜き)は61億6070万円。これは昨年(上場頭数242頭中202頭が落札)の54億5260万円を大きく上回り1歳市場としては過去最高の取引高となった。落札率は競走馬のセリとしては驚異的な87.9パーセントを記録している。

落札馬の平均価格は2726万円。最も高価格で取引されたのは上場番号100番シーズオールエルティッシュの2012(父ディープインパクト、母シーズオールエルティッシュ=その父エルティッシュ)。1億8000万円で近藤利一氏が落札した。同じ父を持つ3歳の兄アドマイヤロイヤルは万両賞など2勝、1歳上の兄エルノルテは6月29日のデビュー戦を勝利している。落札した近藤氏(他に4頭落札)は「いい馬が沢山揃ったいいセリだった。この馬でもう一度ダービーを取りたい」と語っていた。

今年で26回目を迎えたセレクトセール。今年のセリにはこれまでの香港、オーストラリア、シンガポールのほか、マレーシア、そしてヨーロッパで勢力を広げているカタール王族の代理人も参加して、1歳市場を見る限りかなり国際色豊かなものとなってきたようだ。


(取材:佐藤泉)

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