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10日(日)に阪神競馬場で行われる第76回桜花賞(GI)に登録をしているシンハライト(牝3、栗東・石坂正厩舎)について、追い切り後の石坂正調教師と鞍上予定の池添謙一騎手のコメントは以下の通り。

・石坂正調教師
(前走のチューリップ賞1着を振り返って)
「ハナの差でしたが、良い時計で勝ってくれたので、桜花賞でも楽しみがあると思いました。
やはり能力の高さとセンスの良さで、ここまで来られたと思っています」

(前走後の調整について)
「小柄な馬なので体が減るのは常に気にしていますが、体重が減ることもなく、先週、今週と予定通りの調教をやって来られました」

(最終追い切りを終えての手応え)
「先週が思いのほか良かったのですが、先週に引き続いて今日も軽く、良い動きをしてくれました。
前走でしっかりと走ってくれたので、前走の状態をキープしているというところだと思います」

(今回のレースについて)
「強い関東馬がいますし、前走の2着馬も強いですし、また多頭数です。ここで勝ち切るというのはなかなか難しいですが、大きなチャンスだとは思っています。
牧場サイド、オーナーサイドが私に(管理してほしい)と言っていただいた時に、まず走る馬だなと。兄弟が走っていますし、あとはどこまで行くかと思っていました。
私としては、小柄な馬なので体が細くなることが心配ですし、血統的な背景と、乗った感じがもう少し大きくならないかなと思っていました。
(以前に管理した)ジェンティルドンナも桜花賞の前は決して良い評判ではありませんでした。シンハライトに関しては、何の心配もなく、順調に来られました。体調としては、ジェンティルドンナの時よりも良いかもしれません。
小柄な牝馬ですが、この桜花賞に対しては高い能力とセンスと、全てのものを持っていると思います。良い競馬ができると思っています」


・池添謙一騎手
(前走のチューリップ賞を振り返って)
「紅梅ステークスがスタートで立ち遅れて、後ろからという形になって、ゲートの中などに不安が残っていました。前走のチューリップ賞では、練習の成果も出ていて、ゲートの中でも我慢してくれましたし、スタートもしっかりと普通に切ってくれたので、トライアルとしては僅差でしたが、しっかりと勝ち切ってくれました。良い内容だったのではないかと思います。
紅梅ステークスではあまり良い状態ではなかったのですが、しっかり勝ち切ってくれて、勝負強いところを見せてくれました。前走のチューリップ賞に関しては、道中もリラックスして良いリズムで走ってくれましたし、直線もしっかりと良い脚を使ってくれました。良い感じで来てくれているなとは思います。
なかなか無い乗り味というか、すごくフットワークが軟らかい馬です。最初に乗った時には久々にこれだけ乗り味の良い馬に乗ったなという印象を持ちました。新馬の時にも良い馬だなと感じました。
今回がGI初挑戦になるので、ここもまた頑張ってほしいと思います」

(調教を積んでいっての状態面は?)
「先週は馬なりでサッと気合いを付ける程度でした。今日は誘導する馬について行って、先週よりもしっかり負荷をかけて強めにやってほしいと言われたので、そのような感じで乗ってきました。
前走が終わった後も順調に来てくれていましたし、先週と今日と動きに関しては、本当に良い状態で本番を迎えられるかなと思います」

(レースに向けて)
「2歳チャンピオンもいますし、前走も2歳チャンピオンは強いレースをしています。しかし、1対1で戦うわけではないので、これから枠も決まりますし、決まってからまたいろいろ考えたいと思います。
まずは、GIは独特の雰囲気がありますし、シンハライトがしっかりと落ち着いてゲートの中でも我慢してくれるというのも大きな要素になってきます。私が落ち着かせていくというか、しっかりと見ていかなければいけないと思います。
すごく良い状態で来てくれていますし、堂々と向かっていけると思います。一番良い結果を出せるように頑張りたいです」

(取材:檜川彰人.・米田元気)

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