12月の香港カップではエイシンヒカリの逃げ切りの前に全く見せ場を作れなかったサトノアラジン。もともと期待の大きかった馬だけに昨年から移行して成績を残しているマイル路線で初の重賞を狙いたいところだ。
今朝はウッドチップコースに入り前を行くパートナーを外から一気に捉えてのフィニッシュ。上々の仕上がりを印象付けた。
調教後の関係者へのインタビューの内容は以下のとおり。
●サトノアラジン(池江泰寿調教師)
◎香港カップは11着でした。レースを振り返ってください。
距離が長かったのと馬場の質も合っていなかったと思いました。
◎初めての海外遠征で頑張ってくれましたね。
結果は残念でしたが、これがいい経験になってくれればと思います。
◎香港から帰ってからの調整を教えてください。
疲労はだいぶ溜まっていたのですが、検疫の後、ノーザンファーム信楽で遠征の疲れを取ってもらいました。その後は順調に来ていますし、弱かった背中や腰のあたりはだいぶしっかりしてきて、ようやく本格化したのか?と思っています。
◎先週、1週前の馬の状態から聞かせてください。
いつ調教してもいいタイム、いい動きなのですが、先週も相変わらず良かったですね。
◎今週の調教の指示や評価などを教えてください。
最終追いはウッドチップコースで2頭併せて6ハロンを追いました。まだ少し太かったのでラスト1ハロンはしっかり追って欲しいと騎手に伝えました。
◎休み明けでもしっかり力を発揮してくれそうですか?
あとは輸送でどれだけ体が絞れるかでしょうね。
◎今回の中山のマイル戦はどうでしょう?
左回りでも右回りでも1600メートルは合っているので、今年はマイルに拘って使っていこうと思っています。1800メートルを使った時もルメール騎手は少し距離が長いといっていましたのでね。香港の2000メートルはかなり長かったですね。
◎今回はどんなレースをイメージされていますか?
去年も中山の1600メートルで勝ち鞍があったのですが、その時のようにしっかり脚を溜めて外から差すような競馬ができればと思っています。
(取材:佐藤泉)