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 27日(日)に中京競馬場で行われる第46回高松宮記念(GI)に登録をしているサクラゴスペル(牡8、美浦・尾関知人厩舎)について、追い切り後の尾関知人調教師と鞍上予定の勝浦正樹騎手のコメントは以下の通り。

(香港遠征とその後の調整について)
「昔から気の難しいところがある馬だったので、海外遠征は初めてだったのですが、無事に終えることができました。まず今年の目標はもちろんここだったので、ここに向けてオーシャンSを使うか、直接行くか、あとは馬の様子に合わせようと思っていました。帰ってから比較的疲れが出たので、直接一本で行く形で調整してきました。放牧先から戻ってきて、非常に順調に来ています」

(最終追い切りについて)
「単走という手もあったのですが、GIに向けてしっかりやりたいというのもあったので、折り合いなどもスムーズについて、良い追い切りができたかなと思います。
ジョッキーは中京ではよく結果を出していますし、あの馬自身もいかようにも乗れるタイプでもあるので、枠や相手を見てお互いに相談できれば良いです」

(中京のコースについて)
「コースや芝などある程度合うとは思います。しかし、なかなかこの時期は天候によって馬場がけっこう悪くなることと、どうしても中京までの輸送で体が減るところがあります。そういう意味では、休み明けでもしっかり走れる馬なので、今は500キロぐらいありますが、そこから減ってちょうど良いぐらいかなというイメージで行ければと思います」

(ステップレースを挟まないことへの心配は?)
「オーシャンSを勝って高松宮記念というパターンもあって、その前の時には中京で体が減るかなというのがあったので、間隔を開けたくて東京新聞杯からというのもありました。今まで体に関してはやはり減るなというのはありました。そういった意味で、去年のスプリンターズSも休み明けで走ってくれましたし、休み明けは一つの手としては面白いというか、良い結果になる可能性もあると思っています。
まだ馬は若いですし、気持ちも若いので、その中で経験値を重ねてきた部分が結果に出ているのかなと思います。海外遠征も経験させていただいたので、精神的にプラスにして、今年も頑張ってもらいたいです」

(メンバーについて)
「ロードカナロアやカレンチャンが強かった世代があって、あの中で揉まれてきました。今はなかなかの混戦状況でもあるので、去年のスプリンターズSもそうでしたが、ペースや立ち回りが嵌まれば上位を狙えると思います。まだまだ頑張ってほしいです」

(理想のレース運びは?)
「競馬が上手なので、あとは周りの馬たちを見ながらになると思います。それ以上は多少秘密で...。普段の難しい面に比べれば、競馬では比較的乗りやすいタイプの馬なので、特に心配はしていません。

(意気込み)
「5回目と感慨深いものはありますが、上には上がいてトウカイトリックの(挑戦した)天皇賞(の回数)などもあります。まだまだ若い馬ですし、更なる進化を見せてもらえるのではないかと思って、最後までスタッフも頑張っていきたいです」


勝浦正樹騎手
(最終追い切りの感触は?)
「先々週と今週乗せていただきました。初めて乗るので比較するものがありませんが、悪いところもなく、良い動きだったと思います。
馬の印象は、一緒に何回も乗せていますし、この依頼を受けてからVTRもほとんど観ました。言葉で言うのも難しいですが、自分の中ではこういう馬なのではないかというのは一応まとまっているつもりです。
やはり能力はあるというのは皆さん分かっていると思いますが、経験も豊富ですし、シンプルに能力を出せれば勝負になるのではないかと思っています」

(中京コースのイメージは?)
「毎週中京で乗っているので、どういうコースかというのは自分では分かっているつもりです。先週雨の影響で馬場がけっこう荒れてきたので、コースに関しては枠順が決まり次第だと思います。どういう風に乗ろうかというのは、いろいろ考える必要はあると思います」

(理想の枠順は?)
「出来れば真ん中か外かという感じです。内はけっこう荒れていると思うので、スムーズに走らせてあげるというのも考えれば、そのぐらいの枠が良いかなと思っています」

(メンバーの顔ぶれについて)
「やはりGIなので、強い馬がいっぱいいますが、実績的には見劣らないと思っています」

(調教師とはどんな話を?)
「特にレースについてはまだ細かい話はしていません。(位置取りなど具体的なプランは)まだです」

(意気込み)
「大きなチャンスを与えていただいたので、能力のある馬ですし、しっかり力を出せるように頑張りたいと思います」

(取材:米田元気)

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