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 1番人気に推された朝日杯ではリオンディーズに後塵を拝する結果となったエアスピネルは9時過ぎの馬場整備直後に坂路コースを駆け上がった。

 調教後の関係者へのインタビューの内容は以下のとおり。

●エアスピネル(笹田和秀調教師)

◎朝日杯は惜しくも2着でしたが?
相手があんなに走るとは思っていなかったので4コーナーを回ってからは勝つのではないかと思っていたのですが、相手が一枚上でしたね。

◎朝日杯のレースをスタートから振り返ってください。
この馬はスタートセンスがいいですからポンと出て折り合いもついていい感じで競馬ができていたと思います。ただ早めに外から他の馬に来られて少し早めに動かざるを得なかったのが敗因かと思います。

◎2ヶ月半の休養中はどう過ごしていたのでしょう?
前回のレースの後、宮城県の山元トレーニングセンターに放牧に出して、このレースに向けて2月の4日ですからほぼ1ヶ月前に厩舎に戻って、それから毎週のように速い時計での調教を進めて臨戦態勢を整えました。

◎厩舎に戻ってから変わった点はありましたか?
牧場の方でいろいろ考慮してくれて、この後の中山への輸送も考えてふっくらした体で帰してくれたので助かっています。

◎今日の調整内容を教えてください。
先週に武豊騎手が乗ってハードな負荷をかけましたので、今回は輸送もありますからソフトに仕上げようと思っていました。一応指示では(800メートルを)53秒台でと言っておいたのですが今日の時計はその通りでしたから予定どおりに来ていると思っています。

◎今の馬の状態はどうでしょう?
このレースに向けてほぼ順調にきましたので仕上がりとしては完璧ではないかと思います。前回負けた相手もいますが、今回はその雪辱も兼ねてジョッキーがうまくエスコートしてくれるのではないかと思っています。

◎初の中山コース、距離もこれまでより400メートル伸びますが?
そうしたことを考えていろいろ調教も工夫してきましたし、この馬自体ムキになって走るタイプではありませんので、距離も十分に対応できると思うし、環境が変わっても全然動じないタイプなのでそのあたりも気にしてませんし、これから大きなレースは中山、東京と続くわけですから、そうした面をキチンとクリアして今後につなげて欲しいと思っています。

◎折り合いはつきやすいタイプでしょうか?
ジョッキーの手の内にいくらでも入るというタイプの馬です。

◎今回はリオンディーズをはじめ強いメンバーがまた揃っていますが?
これからはそうしたメンバーとの戦っていかなければならないので、今回どんな勝負ができるか、相手がどんなレースをするのか、楽しみにしています。

◎レースに向けての意気込みを聞かせてください。
年末のレースでは2着に負けて助演男優賞のようになりましたが(笑)、今回はディカプリオのように主演男優賞を取りたいと思っていますので応援をよろしくお願いします。


(取材:佐藤泉)

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