７日（日）福島競馬場で行われるサマー２０００シリーズ第１戦・第４９回七夕賞（ＧＩＩＩ）に出走予定のマイネルラクリマについて、追い切り後の上原調教師のコメントは以下の通り。

「京都での前走は、勝った馬がいい位置にいて、上手に乗られました。勝てる力はありましたが、展開的に、惜しい２着となり、非常に悔しいです。

　その後は、鉾田トレーニングセンターで２週間ちょっとリフレッシュし、美浦に戻って、ここに合わせて調整しました。今週は輸送もあるので、きつい調教をやるつもりはありませんでしたから、先週水曜と土曜。特に土曜日にある程度強い調教をして、体は十分に仕上がりました。

　今朝の追い切りは、単走の予定だったのですが、うちの厩舎の他の２頭と一緒になり、３頭併せのような形になってしまいました。ですが問題なく、この馬のペースで追い切りができましたし、逆に前に目標ができて直線先着という、馬にとっては気分の良い調教ができて、良かったと思います。

　１年少々骨折で休み、さすがに休み明けの時は成績も出ませんでしたが、２戦目からは、この馬のレースができました。元々能力のある馬、仕上げやすいですし、今週も楽しみです。

　福島でも勝っていますし、どんな競馬でもできます。先行していい馬ですから、この馬にとって、競馬場は好きな方だと思います。いつでも抜け出せるような位置につけてもらい、鋭く直線で抜け出してもらえたらと思います」

（取材：中野雷太）