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 27日(日)に中山競馬場で行われる第60回有馬記念(GI)に出走するゴールドシップ(牡6、栗東・須貝尚介厩舎)について、追い切り後関係者のコメントは以下の通り。

●ゴールドシップについて須貝尚介調教師
「今朝の追い切りは、先週ビッシリやりましたし、普段の状況からしてスイッチが入ったので、息を整える程度にしました。そこで、内田騎手に感覚を確かめてもらう意味で併せ馬をしましたが、うまくいったと思います。今日も調教が終わってから立ち上がったり元気一杯ですね。攻め馬の時にはゴールドシップらしい仕草を見せますが、馬房では普通に寝ていますし、オンオフの切り替えがしっかりできています。

 ジャパンカップもそんなに負けていないですし、ゲートがお利口さんでしたから、今回も最後くらいはお利口さんでいてくれればいいなと...。有馬記念を勝っている馬ですから、何とか最後にリベンジして欲しいですね。最後は内田騎手で、という思いでしたしオーナーも一緒の気持ちでした。それで良い結果が生まれたら、最高だと思います。

 (今年もファン投票1位で)言葉にならないくらい、応援して頂いているファンの皆様には感謝しています。大敗しても追いかけてくれるファンの方々がたくさんいて、本当にありがたいです。ぜひ、最後まで見守ってあげてください」


●ゴールドシップについて内田博幸騎手
「久しぶりに乗った時には、上から見てだいぶ白くなったなぁ、と思いました。調教でも大人になった部分、変わらない部分があって、成長しているところとやんちゃぶりが残っている所がありましたが、自分は凄くいい馬に乗せてもらっていたんだな、と思いました。破天荒なレースをするのがゴールドシップですし、強い走りを見せられればなと思います。まだまだ元気一杯ですし、追い切りにも乗りましたが、良い状態で本番を迎えられるでしょう。当日を良い形で迎えられればいいですね。

 この馬の場合は、前回がどうこうではなく、常識にかからないレースをしてくれますから。潜在能力も素晴らしいし、不安は全くないです。

 (中山2500mのポイントは)それは企業秘密です(笑)。さすがにそれは...。相性が(中山は)良いと思われていますがどのコースでも勝っていますし、中山でGIを2勝しているから余計にそう見られるのかもしれませんね。普通にこの馬の能力で駆け抜けてくれれば、2012年に勝った時のような走りができる馬だと思います。これだけ人気のある馬に最後に乗れるのは、騎手冥利に尽きます。

 騎乗依頼を貰ったときには、またこの馬に乗れるんだという嬉しさが沸いてきました。これだけの馬に乗れるジョッキーは殆どいないですし、素晴らしい事です。ファンに愛される馬に乗れるのは本当に騎手として幸せです。

 今回が引退レースですが、まだ夢は続くと思っています。子供が数年後にはまた活躍してくれると思います。先生も僕もゴールドシップのことを手の内に入れているから楽しみですし、ゴールドシップの子供でダービーを勝つのが夢ですね」

(共同会見より~取材:大関隼)

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