26日(土)に阪神競馬場で行われる第10回阪神カップ(GII)に出走するビッグアーサー(牡4、栗東・藤岡健一厩舎)について、追い切り後の藤岡健一調教師のコメントは以下の通り。
「京阪杯は結構自信を持って挑んだのですが、少し出負けした上に行きたい馬が多くてポジションが後ろになってしまいました。直線バラければ来られるかなとは思いましたが、いかんせん勝った馬が強かったですね。
ずっと1200mを使ってきましたが、いつかは距離を延ばしてみたいという気持ちがありました。この時期に1200mのレースがあまりないことと、出来るだけ早いうちに少し長い距離も試してみたかったので、京阪杯の前から次はここへ、という考えでした。出来に関しては問題なく、安定して良い状態で来られています。雰囲気も良いですね。
結構引っ掛かる面があるので、調教で苦労することもあるタイプの馬ですが、先週、先々週と速い時計の調教をしているので、今週は前半できるだけ我慢させて、ラストの上がりを速くするようにしたいな、と思っていました。最後の1ハロンも12秒2、素晴らしい動きでしたね。
前走を見ても、最後は凄く良い脚を使ってくれているのであれなら1400mでも、という気はしています。これだけの馬ですがまだ重賞を勝てていませんし、ここを勝って来年につながってくれればと思っています」
(取材:大関隼)