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5日(土)中山競馬場で行われるステイヤーズステークス(GII)に出走予定のトルークマクト(牡5、美浦・尾関知人厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

◯トルークマクトについて尾関知人調教師

「(連勝中の内容について)2走前はこの馬にしては位置取りが後ろだったのですが、その前の中山での敗戦を踏まえて蛯名騎手が溜める競馬をしてくれたようで、それがうまく嵌まり、それが次のレースにも生きたのではないかと思います。(ステイヤーズS参戦の経緯について)適鞍が限られることもあり、距離の融通も利く馬なので、チャレンジしてみようとオーナーと相談しました。

前走後は一旦放牧に出て、このレースを目標に乗り込んできています。戻ってきた時は多少緩さもありましたが、調教を進めていくうちにこの馬らしいしっかりした雰囲気になってきました。

(最終追い切りについて)この2連勝のときにも調教パターンを変えてうまくいっていたので、それと同様の感じで、ウッドチップで併せ馬で短めに追い切るという形です。それに加えて、初コンビを組むトミー・ベリー騎手に騎乗してもらえたので、馬の感触を掴んでもらいました。ベリー騎手は『気持ちの強い馬で、動きも良かった』と言ってくれましたので、感触はよかったのかなと思います。

(3600m戦に関して)2歳時には1200mの芝で未勝利戦を千切って勝ったりとスピード馬なのかなと思いながら、その後は気持ちの面で萎えた時がありつつも距離を延ばして競馬が安定してきました。立ち回りが上手な馬ですし、血統背景も含めて、切れ味をうまく引き出してもらえれば3600mもこなせると思います。もちろん、別定のGIIですから挑戦者です。何度も壁にぶつかりながら乗り越えて結果を残しているので、今回もその壁と戦うことで先に繋がるとも思いますし、頑張って挑戦していきたいと思います」

(取材:小塚歩)

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