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 昨夜パラパラと降った雨は未明に上がり気温もさほど下がらなかった栗東トレーニングセンター。ジャパンカップへ向かう各馬の調整が行われた。

 天皇賞を勝って宝塚記念に続くGI2勝目、重賞は6勝目となったラブリーデイは馬場開場直後に川田騎手を背にウッドチップコースに入り同じ厩舎のアッシュゴールドを前に見ながらゴール地点で並びかける調整。ゆったりとコースを走りぬけた。

 調教後の関係者への共同インタビューの内容は以下のとおり。

●ラブリーデイ(池江泰寿調教師)

◎一番人気で快勝した天皇賞のレースぶりはどう映りましたか?
さらにまたラブリーデイが強くなっているということを強く認識しました。

◎素晴らしい瞬発力を見せた天皇賞の後はどう過ごしたでしょう?
放牧には出さず厩舎で一週間は疲れを取って翌週から乗り込みを始めて先週の1週前の調整は長めの追い切り。今週当該週は半マイルをサッと流しただけの調整でした。

◎東京競馬場の2400コースに対するラブリーデイの適性はどう判断していますか?
2000メートルがベストの馬ですから騎乗する川田騎手がどううまく乗ってくれるかでしょうね。

◎今回でこの秋3戦目。まだまだ(状態面では)上がありそうですね。
この秋4戦を予定していますので、この次の有馬記念でピークに持って行けるように逆算して調整しています。

◎今年前半はゴールドシップと3戦して最後の宝塚記念で勝利しました。ゴールドシップを意識する面はありますか?
もちろんそうですね。ミッキークイーンも意識しています。

◎その他の馬で気になっている点はありますか?
外国馬の本気度が伝わってきていますので、かなり警戒しないといけないと感じています。

●ラブリーデイ(川田将雅騎手)

◎今朝の調教の感触を聞かせてください。
非常にスムーズに追い切りを終えることができたのが何よりだと思っています。秋に2回使っていますから変則日程で木曜の追い切りですし東京への輸送もありますし時計的にはゆっくりな感じでしたが充分だと思います。

◎秋初戦の2400メートルの京都大賞典は上がりの速いレースでした。それにも対応したのはリズムが良かったからとおっしゃっていましたね?
2400メートルということですし、どうしても2400メートルの距離はこの馬には得意ではない距離と思っていますから、その中でどれだけリズム良く走ってくれるかな?ということに重きを置いて乗ったレースでしたのでスムーズに走ってくれて無事にレースを終えてくれて良かったかなと。

◎その後の天皇賞制覇を挟んでの今度は東京競馬場の2400メートルの競走ですがどのあたりをポイントに考えていますか?
やはり京都競馬場とは全く違うと思いますから、東京の2400メートルに対応できるように競馬を組み立ててみたいと思います。

◎ジャパンカップへの期待を一言お願いします。
今年1年これだけの結果を出しながらここにたどり着くことができていますから、一番いい結果だけを得られるように頑張りたいと思います。


(取材:佐藤泉)

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