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 23日(月・祝)に東京競馬場で行われる第20回東京スポーツ杯2歳ステークス(GIII)に出走するスマートオーディン(牡2、栗東・松田国英厩舎)について、追い切り後松田国英調教師のコメントは以下の通り。

「萩ステークスはゲートを出たあと、逃げる馬が寄ってきたときに首が左側へ向いて、それで後方からの競馬になりました。速い脚を使ってくれていますが、前の馬に上手に乗られましたね。新馬の前に1,2本強すぎた調教が入ってしまったかなと思ったので間隔を取って、プラス12キロでも見事な体になっていた、という印象はあったのですが。

 今回は中2週で2歳馬ですから、1週前は武豊騎手に乗って貰って、終いの反応を見るくらいにしました。上がりはしっかり動いていましたし、先週ジョッキーが乗って距離も乗りましたから、今日は坂路1本で。ゆっくり入ってどれくらい最後に反応するかを見る、というパターンは前走の時、先週と同じですが、最後の1ハロンも12秒0、良い動きで反応を確かめるまでに折り合いもついていましたし、反応も良かったです。

 過去にこのレースを2回勝ちましたが、ここは来年のクラシック、暮れ(のGI)に向けてどうかという力関係が分かるんです。1800mなら2コーナーもきつくありませんし、頭数も少なめでこの馬の能力を見るには良いなと。これからGIでどれだけやれるか、ワンターンのコースでゆっくりスタートさせて最後の長い直線で追って、という厳しい競馬に対応できるかを見てみたいですね。

 お父さん(ダノンシャンティ)がNHKマイルカップを1分31秒台のレコードで勝ちましたし、それ以上に競馬にインパクトもありましたからね。ダノンシャンティの担当者が今スマートオーディンも担当していますし、雰囲気作りは出来ていると思います。ファンの方々と同じ立場で、どんなレースをしてくれるかな、という気持ちですね。レースに関しては武豊騎手が考えてくれるでしょう。

 自分が管理していたダノンシャンティの子供でクラシックに挑める、というのは嬉しいですね。折り合いをつけて、最後に決め脚を使えるような練習も十分にやってきて感触は掴めていますから、ぜひ応援を宜しくお願いします」

(取材:大関隼)

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