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 22日(日)に京都競馬場で行われる第32回マイルチャンピオンシップ(GI)に出走するフィエロ(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)について、追い切り後共同会見での関係者のコメントは以下の通り。

●フィエロについて藤原英昭調教師
「去年は悔しい思いをしましたから、今年こそはという気持ちですね。1つ歳を重ねてそこがどうかなと思っていましたが、大事に、休み休みに来て数を使っていないですし、まだまだ馬も若いです。その意味では、もう一つレベルアップできたのかなと考えています。完成に近いところに来た、と言えるのではないでしょうか。

 前走(スワンステークス2着)は、いいレースだったと思います。デムーロ騎手に感覚を確かめて貰う意味もありましたし、色々と課題を持ってやってくれたと思います。レース後は、大体イメージ通りで乗りやすいと言っていましたね。

 今朝は(坂路に)雨の影響がありましたし、なるべく馬場の良い時に追い切りたかったので朝一番で追い切りました。今は調教で乗っている鮫島良太騎手が良い、と言ってくれるとまず走ってくるようになりました。今回もジョッキーは良いですよ、と言っていましたし、イメージ通りに作ることができたと思います。仕上げる側と、(調教で乗る)鮫島騎手の感覚が一致すると、結果も出ていますからね。

 (京都への相性の良さについて)3コーナーの坂の下りを利用できる、というのがこの馬には合っているのでしょう。去年は福永騎手がうまく乗ってくれましたが、枠次第で色々作戦を立てられる馬ですし、レースに関してはデムーロ騎手と話をしたいと思います。

 いつも善戦してくれていますが、我々としてはぜひGIを獲らせてあげたい馬です。目一杯の仕上げをしましたし、ぜひ応援してください」


●フィエロについてミルコ・デムーロ騎手
「前走で初めて乗りましたが、凄く良い馬でした。ただ、外枠で競馬がちょっと難しかったですね。4コーナーではちょっと後ろすぎましたが最後は良い脚を使ってくれました。以前のレースを見て少しかかる馬、というイメージがあったので、ゆっくり出して行きましたが直線は凄い伸びでしたね。一度乗って馬のことが分かりましたし、今回は1600mですからいいと思います。(この馬の良さは)賢い馬で乗りやすいところですね。

 追い切りにも乗りましたが、1回使ってさらに良くなって、今回はもっと良いレースができると思います。1400mではちょっと忙しかったですから。外枠だとちょっと大変なので、できれば内枠がいいでしょう。良いスタートを切って良いところにつけて、脚が使えたらいいですね。

 相手も強いですが、勝ちたいですね。まだ関西(京都、阪神)のGIを勝てていないので、勝てるように頑張ります」

(取材:大関隼)

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