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3日(火)大井競馬場(晴 不良)で行われた第15回JBCクラシック(JpnI ダート2000m)は3番人気コパノリッキーが後続に影を踏ませず堂々の逃げ切り、史上5頭目のJBCクラシック連覇を果たした。

スタンド前でコパノリッキーがスッと先頭に立ち逃げる。2コーナーでクリソライトが2番手、3番手グループにホッコータルマエ・サミットストーン・ユーロビートが追走。中団にハッピースプリント、ニホンピロアワーズ、サウンドトゥルーと続き、オグリタイムとグランドシチーがその後ろ。勝負どころで後続の鞍上の手が動く中、コパノリッキーは楽に差を広げて直線へ。そのまま後続に2馬身半の差をつけ、危なげなく押し切った。

勝ちタイム2分4秒4、勝利騎手はJRA・武豊。

直線で末脚を伸ばした4番人気サウンドトゥルーがゴール寸前で2着に上がり、コパノリッキーを早めに追いかけた1番人気ホッコータルマエは3着。2番人気クリソライトが4着、地方馬最先着の5着に5番人気ハッピースプリント(大井)。

コパノリッキーは父ゴールドアリュール、母コパノニキータ(母の父ティンバーカントリー)、牡5歳栗毛馬。JRA栗東・村山明厩舎の管理馬。通算成績は18戦10勝で、GI(JpnI)は2014年と2015年のフェブラリーS(東京)、2014年かしわ記念(船橋)、2014年JBCクラシック(盛岡)を勝っていてこれが5勝目。武豊騎手はJBCクラシックを2005年と2007年~2011年(5連覇)に勝っていて、4年ぶり7勝目となった。

<レース後の関係者のコメント>
1着 コパノリッキー(武豊騎手)
「馬の状態がすごく良かったです。ペースだけ間違えないように乗りました。いい走りをしてくれていたので、早いかなと思いましたが強気に仕掛けていきました。いい馬に乗せてもらいました。勝ちたい気持ちが強かったのですごく嬉しいです。また応援してください。ありがとうございました」

(村山明調教師)
「本当に嬉しいです。ホッコータルマエとレースをして負けることが多かったので悔しかったのです。状態は、ひと叩きして2走目で、もう少し良くなりそうというところだったのでそれほど自信はありませんでしたが、思った以上に走ってくれました。普段はあまり声を出して応援したりはしないのですが、今日は力が入りました。次走はチャンピオンズカップに向かいたいと思います。そのあと状態をみて、挑戦できたら東京大賞典も目指したいです」

2着 サウンドトゥルー(大野拓弥騎手)
「初の2000mでしたが、いいリズムで運べました。強豪相手によく2着に来てくれました。右回りも全く気にならず、スムーズに回れました」

3着 ホッコータルマエ(幸英明騎手)
「去年より順調に来ていたので、久々でも勝てるかと思ったのですが、久々の分が出たのでしょうか。一回使うと良くなる馬なので、次は頑張ります」

5着 ハッピースプリント(ミルコ・デムーロ騎手)
「馬は頑張ってくれました。ただ、外枠は厳しかったですね。距離もちょっと長いです」

7着 サミットストーン(石崎駿騎手)
「思っていたよりもペースが遅かったです。前がやり合うと思っていたのですが...。ヨーイドンの競馬だと持ち味が出せません」

(取材:米田元気、山本直)

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