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 25日(日)に京都競馬場で行われる第76回菊花賞(GI)に出走するリアファル(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)について、追い切り後関係者のコメントは以下の通り。

●リアファルについて音無秀孝調教師
「追い切りは先週のような感じで、と指示しました。最初の1ハロンを14秒台で入って、ラストも12秒台が出ていましたし良かったですね。先週は馬なり程度でしたが、馬場が緩かったのでラスト1ハロンが14秒台になったので気にしていませんでした。

 (芝に使ってのここ2戦を振り返って)マレーシアカップの時には馬場も重かったし、(ハナには)行かないで、と言っていたら逃げて勝ったので、その時にこれは道悪が上手いな、と思ったんです。神戸新聞杯は良馬場でスローペースに落として逃げ切りましたし、また上手く行ったなとも思ったのですが、皆さんがこれは強いですよ、と言うようにやはり強くなったのでしょうね。

 控える競馬もダート戦を走っていたときにはしていたので、問題ないとは思いますが、芝の2戦ではスタートが上手で二の脚もあるので、何もしなくても行ってしまっているんですね。控えたとしても、変に前の馬を追いかけようとしなければ大丈夫かな、と思っています。

 デビュー当時はトモが緩くて、まずはダートのほうが良いかなと。お兄さん(クリソライト)もダートで活躍していますし、トモがしっかりしてきて2勝目を挙げたら、若葉ステークスに使おうと考えていました。ところがソエが出て(若葉ステークスに)使えなくて、その後もダートを使ったら勝てなかったので、芝に行こうと決めたんです。その時は放牧中だったのですが、そこで目標をマレーシアカップに定めて...という経緯がありました。芝でのパフォーマンスを見るとこんなに適性があったんだ、という思いですね。

 今回がまた2400m戦なら自信があるのですが、3000mですからね。1周目の坂の下りで折り合いを欠かないか、あとは逃げる馬がいて控える形になった時に前を追いかけてしまわないか、そのあたりが心配ではあるんですけど。

 (この馬の強みは)ここ2戦はハナに行こうとして行ったわけではないですし、たまたま行く形になって、それでも瞬発力を最後に残せるのが強みですね。直線を向いてヨーイドンの形になれば強いですが、消耗戦になった時にどうかでしょう。

 みんな3000mは初めてですし、他の馬というよりは自分との戦いかなと思います。前半で折り合いがつけばどのポジションにいてもいい勝負になるでしょう。折り合って、最後の瞬発力に懸けられればいいですね。これからもっと活躍できる馬だと思いますし、ぜひ応援してください」


●リアファルについてクリストフ・ルメール騎手
「調教前には少し興奮していましたが、コンディションはとても良かったですし、動きもとても良かったですね。

 (神戸新聞杯を振り返って)中京(マレーシアカップ)でもいいレースをしてくれて、ハナを切るといいレースができると分かっていましたし、自信を持って乗りました。重賞を勝てる力を見せてくれましたし、良いレースができたと思います。大型馬で力強い走りをしますし、スタミナもあります。菊花賞はスタミナが勝つためには大事だと思いますし、タフで強い闘志も持っています。3000mでも最後まで良い脚が使えて、スタミナもあるので心配していません。

 (今回も逃げるのか、それとも控えますか?という問いに)前走、前々走と同じ逃げるスタイルを変えるつもりはないです。スタートが上手でレースをコントロールできる強みがありますし、楽しみにしています。

 菊花賞は三冠最後のレース、日本でも有名な大レースですから乗れるのが楽しみです。3000mを超えるレースには春の天皇賞で騎乗した時のイメージがありますし、道中リラックスして乗れるかがポイントになるでしょうね。リアファルはとても良い馬で、さらに良くなっています。GIを勝ってくれたらと思っています。応援してください」

(共同会見より~取材:大関隼)

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