昨年の春に長期の休養から復帰すると2着のスタートから4連勝で重賞東京新聞杯を制覇。その後は京王杯、安田記念ともに2着で強敵相手にも互角の戦いを続けて7回連続で2着以内を確保している。
今週は水曜日の8時半過ぎに坂路コースに入っての調整。52秒台を計時して最後もしっかりと走りぬけた。
調教後の関係者へのインタビューの内容は以下のとおり。
●ヴァンセンヌ(松永幹夫調教師)
◎前回の安田記念を振り返ってください。
安田記念は本当にいい状態で体調も良かったしいい状態で挑めてあそこまで頑張ってくれたという感じですね。
◎4ヶ月の休養期間はどう過ごしましたか?
夏場は北海道でじっくり休ませて一ヶ月ほど前に厩舎に戻ってきましてそれからは順調に乗ってますね。
◎戻ってからの印象はどうでしょうか?
やはり休んでいたなという感じはありましたね。ただ休んでいた時はものすごくいい状態だったので、その時と比べたらやはり物足りないという感じだったのですが、でも休み明けだし今そんな状態(絶好調)だと困るわけだし、ちょうどいいかなという感じですね。
◎休み明けでも実績はありますしそんなに心配していないですか?
休んでからしっかり走れてますし問題ないと思います。
◎先週と今週の追い切りの内容を教えてください。
先週もやったんですが先週ぐらいからやっと動き自体も良くなってきましたし今日もしっかり併せていい動きだったと思います。
◎今回は実績のある東京コース。その1800メートル戦ですがどうでしょうか?
距離は久しぶりですから乗り難しい点もあるのでうまく溜めることができればいいかなと思っています。
◎あらためて、今回の状態面はいかがでしょう?
いいと思いますよ。実際のところ休み明けなら(いつも)こんな感じかなという状態ですから問題ないと思いますよ。
◎秋初戦から強いメンバーとの戦いになりますが、相手関係を含めてどんな戦いをして欲しいですか?
相手は本当に強い相手ばかりなので先ほど言ったように乗り難しい馬なのでうまく自分の競馬ができればいいかなと思います。
◎乗り難しいというのは気性的なものでしょうか?
気性ですかね。ハミがかかったら一息で走るところがあるので下級条件の時はそれでも良かったですけど、さすがにこのメンバーだとなかなかミスをしたら難しいと思いますし。
◎最後に応援しているファンの皆さんにメッセージをお願いします。
久しぶりになりますが、いい状態で出せると思います。春は惜しい競馬だったのでここで頑張ってくれて次に繋がる競馬をしてくれればいいかなと思います。
(取材:佐藤泉)