3歳4月のデビューから圧倒的なスピードでオープン戦まで5連勝。最初の重賞挑戦は跳ね返されたものの休養を挟んだ春は2連勝で重賞のタイトルを獲得した。
今週は水曜日の朝にウッドチップコースでの調整。比較的うまく折り合って最後はしっかりとした脚で駆け抜けた。
調教後の関係者へのインタビューの内容は以下のとおり。
●エイシンヒカリ(武豊騎手)
◎エプソムカップでは見事に1着でした。レースを振り返ってください。
レース前のイレ込みは前に乗った時より良くなっていましたし、折り合いもついていい走りができました。
◎内からサトノアラジンが追い上げてきていましたが?
粘り強く勝ってくれましたね。最後まで脚が衰えることなくしっかり走っていましたね。
◎レース後の様子は何か聞いていますか?
前回のレース後は早く夏の休養に入って、秋は毎日王冠からと聞いていましたし、順調に夏を過ごしたようですね。
◎1週前の追い切りにも騎乗したそうですが?馬の状態だどうだったでしょう?
先週は前半から折り合いを欠いて馬が飛ばしてしまってラストはバテてしまったので追い切りの内容としては良くなかったのですが、馬体に重い感じがあったのでその分ハードに追いきれたかなと思います。今週乗ってみて前半からうまく折り合いがついたのもあるのですが、しっかりと1週間で良くなった感じはありますね。
◎夏を越して成長を感じる部分はありましたか?
調教だけではわかりませんね。まだ調教だけだと難しいところはありますね。これで競馬に行ってどうか?というところですね。
◎8戦7勝のうち武騎手騎乗で2戦2勝ですがレースで乗っていて成長を感じる部分はありますか?
いや~~、どうでしょう?もともと気の難しい馬でヤンチャですし。ただ前回のエプソムカップはレース前のイレ込みもマシでしたし折り合いもつきましたね。ああいうレースができたのは収穫でしたね。
◎今回も(エプソムカップと同じ)東京1800メートル戦ですが今回にレースのポイントになるのはどういうところでしょう?
今回は今までとメンバーがかなり違いますし、ひとつひとつ段階を上げてきた馬ですが今回はいよいよGIIまで来ましたからね。GIIでもかなりメンバーが揃っていますから、このメンバーでどういう走りができるかでしょうね。
◎今回は東京の開幕週ですが開幕週はエイシンヒカリにとっていい方に向きそうですか?
そんなにこの馬に関しては変わらないと思います。ただ他の馬とか馬場状態とよりも自分自身、僕自身がこの馬をコントロールできるかが一番だと思います。
◎レースへの意気込みをお願いします。
凄く素質を持っている馬だと思いますし、このメンバーでいい走りをして今後は大きな舞台に行きたいと思いますので応援してください。
(取材:佐藤泉)