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 30日(日)に新潟競馬場で行われる第35回新潟2歳ステークス(GIII・芝1600m)に出走するプリンシパルスター(牡2、栗東・矢作芳人厩舎)について、追い切り後の安藤貴英調教助手のコメントは以下の通り。

「新馬戦はどんなレースをしてくれるか、楽しみに見ていました。危なげない、センスのある競馬をしてくれたなという印象です。

 ちょうどレースの前後がかなり暑かったので、体調面でガタっとこないかが心配でした。ただ、レースの後栗東も朝晩が涼しくなってきたのも良かったようで、そんなに疲れも見られませんでした。状態を見ながら(このレースに)使うかどうか判断する、ということでしたが、先々週の動きを見てこれなら使える、と判断しました。

 今朝は坂路で、半マイルの時計は遅かったのですが、新潟2歳Sはスローな流れからヨーイドンの競馬になることが多いですからね。前半2ハロンを我慢させて折り合いをつけて、最後の2ハロンで仕掛ける、最後の直線で弾けさせるイメージで、最後の直線で上がり勝負に対応できるような調教をしました。前走で乗ってくれた戸崎騎手も1600mは大丈夫、と太鼓判を頂きましたし、折り合い面も問題ありませんから、あとは2戦目でどれだけ上積みがあるかでしょうね。まだ2歳ですから緩い面はありますが乗り味が良くて、将来を期待できますし、メンバーが強くなるここでどんな走りをしてくれるか楽しみです。

 (普段の性格は)落ち着いている馬ですね。扱いやすいですし、お兄さんのグランプリブラッドも少し激しいところのある馬でしたが、よく我慢できているなという印象です。新馬戦の時には返し馬で少しやんちゃな所を見せていましたが、レースへ行ってあれだけ落ち着いて競馬ができれば、今後が楽しみだなと思います。

 駐立にちょっと不安はありますが、スタートセンスがいいですから。やはり上がり勝負になるとある程度の位置にはつけて欲しいですし、その中で折り合いをつけて最後の直線に賭けてくれればと思っています。2戦目で上積みもあると思いますから、さらに先の大きなレースへつながるような競馬を見せてくれれば良いですね」

(取材:大関隼)

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