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 今年で18回目を迎えた日本競走馬協会のセレクトセールは13日、ノーザンホースパークの特設会場で初日の1歳馬のセリが行われた。

 今年は例年に増して活発な取引が行われ、これまでのレコード(2013年の61億6070万円)を遥かに上回る71億450万円(税抜)と驚異的な売却額となった。また落札率も88.2パーセントと世界のセリの常識を覆すような高い数字が記録された。さらに落札馬1頭あたりの平均価格は3383万円(税抜)と過去最高(従来の最高は上場頭数の少なかった2006年の3132万円)だった。

 注目を集めたディープインパクト産駒上場番号サラフィナの2014(母はフランスオークスやサンクルー大賞の勝ち馬で凱旋門賞でもワークフォースの3着)は1億6000万円(税抜)で(株)キーファーズが落札した。

 セリの見学に訪れていた母サラフィナの現役時代の主戦ジョッキーのクリストフ・ルメールは「サラフィナはフランスのチャンピオン牝馬でした。フランスで沢山GIを勝ったしブリーダーズカップでも4着に入りました。凱旋門賞でも3着になりました。今日は彼女の子供がメチャ高い金額でしたが、この血統ですから高いのは当たり前です。ディープとサラフィナという血統は世界で一番です。この子供はお母さんに似てますね。レースに乗りたいかって?もちろんです。でも、オーナーは武豊さんをずっと乗せている人ですから(笑)。ただ、ディープインパクトは豊さんの馬でサラフィナは僕の馬ですから半分ずつレースに乗れるといいですね(笑)」と語っていた。

 この日の最高価格は今年のダービー3着馬サトノクラウンの弟にあたるディープインパクト産駒で上場番号107番ジョコンダIIの2014。兄と同じくサトノの冠名でおなじみの里見治さんが2億3500万円(税抜)で落札した。

(写真は上場番号71番サラフィナの2014の立姿と最高値だった上場番号107番ジョコンダの2014の落札の場面)

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