お知らせ:

競馬実況web

 8日(水)、降りしきる雨の中、大井競馬場(不良馬場)で行われた3歳馬のダート頂上決戦・第17回ジャパンダートダービー(JpnI・2000m)は、序盤後方を追走した2番人気のノンコノユメ(C・ルメール騎手)が直線末脚を伸ばし、逃げ粘る1番人気のクロスクリーガーをゴール前で捕らえ、最後は2馬身半突き放しての快勝だった。勝ち時計は2分05秒6、2着クロスクリーガー、さらに5馬身離れた3着は先行した東京ダービー馬のラッキープリンス、4着に羽田盃馬のストゥディウム、3番人気のライドオンウインドは直線失速して5着、5番人気のポムフィリアが6着、4番人気のディアドムスは12着に大敗した。

 勝ったノンコノユメは父トワイニング母ノンコ(その父アグネスタキオン)の牡3歳栃栗毛馬、美浦・加藤征弘厩舎の管理馬。通算成績8戦5勝、重賞2勝目がJpnI初制覇。青竜ステークス、ユニコーンステークスに続いて3連勝で、3歳ダートチャンピオンに輝いた。

~レース後のコメント~
1着 ノンコノユメ(C・ルメール騎手)
「最後は凄く走りました、ノンコちゃんは本当にいい馬で大好きです。この馬の良さは瞬発力で、いつも直線、凄く走ってくれます。前走は1600m、今日は2000mでも、同じ脚を使ってくれました。天気はとても悪くなってしまいましたが、皆様、来てくれてありがとうございました」

(加藤征弘調教師)
「鞍を置く時、うるさいところを見せていましたが、パドックに行ってからは、集中して、落ち着いて、いい雰囲気でした。2レース前にルメール騎手が乗った時に、後ろ過ぎると届かないと言っていたので、今日は意識的に、1コーナーで早目にとりついて、向正面から上がって行きました。直線半ばでは、いつも同様にヒヤヒヤしましたが、いい意味で想像を絶する、期待を裏切る馬です。やっと体もしっかりしてきて、今後成長する余地は多分にあります」

2着 クロスクリーガー(岩田康誠騎手)
「これで負けたのですから、仕方ありません。あの馬場で、自分のペースで行けました。あと1ハロンでは凌ぎ切ったと思ったのですが、勝った馬を褒めるしかありません。とても悔しいです」

4着 ストゥディウム(石崎駿騎手)
「今までで、一番良かったです。ただ一頭になって、しぶくなってしまいました」

(取材:米田元気)

お知らせ

お知らせ一覧