【宝塚記念】栗東レポート~トーホウジャッカル [News]
2015/06/24(水) 17:46
 28日(日)に阪神競馬場で行われる第56回宝塚記念(GI・芝2200m)に出走するトーホウジャッカル(牡4、栗東・谷潔厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

●トーホウジャッカルについて谷潔調教師
「先週までずっと併せ馬をしてきたので、今週は単走でどれくらい動くか見ようと、単走で終いを伸ばす指示でした。テンの入りは少し遅かったですが、終いの反応は良かったですね。

 阪神大賞典を使うつもりで追い切っていましたが、そこでツメを傷めて、内出血が抜けるまでにも時間がかかったので天皇賞を使えませんでした。鳴尾記念に使うか迷ったのですが、万全に(宝塚記念に)臨むには追い切りを重ねた方がいいだろうと思って、宝塚記念一本に絞りました。調教の本数は十分にやってきましたし、動きや時計も十分出して態勢は整ったと思いますが、何せ8か月振りですからね。それだけは何とも言い難い部分があります。

 菊花賞は速い時計で、あれだけの競馬が出来ましたし、前で競馬を作って最後も相手が来たらもうひと伸びしてくれる強い競馬でしたね。この馬のスピードとスタミナが存分に出せたと思います。(今回の距離2200mについては)元々菊花賞は距離がちょっと長いかなと思っていましたし、ベストは2000m前後ではないかと。お姉さん(トーホウアマポーラ)が短距離で重賞を勝っていますし、菊花賞はスピード競馬になってくれて勝てましたが、本来はこのぐらいの距離が良いのではと思っています。

 今回の相手はGI馬もたくさんいますし、この舞台に使えるだけでも良かったという気持ちです。何とか天皇賞からゴールドシップに(GIで)胸を借りたかったのですが、すでに向こうは伝説的な馬になっていますし、恥ずかしくない競馬をしたいですね。道悪に関しては今までスピードを生かして競馬をしてきたので、正直ちょっと合わないかな、という気もしています。

 東日本大震災の日に生まれて、2歳の時には大病を患いながら、あっという間にGIホースになってくれましたからそのあたりの底力にも期待しています。宝塚記念まで使えなかったのにファン投票でたくさんの支持を頂きましたし、それに応えられるように仕上げてきました。ぜひ応援をよろしくお願いします」


●トーホウジャッカルについて酒井学騎手
「今朝は最終追い切りとしては、十分納得できる追い切りが出来ました。2週前に自分が乗った時にはフォームをしっかりさせたいイメージで、1週前(藤懸騎手が騎乗)には気合いを入れて時計を出しました。今週は、フォームが残り1ハロンからもしっかりと、頭を上げないような追い切りをしたいと思っていましたが、2週前と比べると明らかに良くなっています。

 菊花賞であれだけのパフォーマンスを見せてくれた訳ですし、能力は凄いものを持っています。ただ、今回は菊花賞以来で、この馬はデビュー以来休み明けの実戦は初めてですから、そこはやってみないと分からないという面はあります。結果的に休みを挟んで、目標のレースに使えずもう一度休む形になりましたが、そこから上手く攻め馬を積んで、今持って来られる所には来られたと思います。

 今回は初めての古馬相手、トップレベルの馬と戦うので胸を借りるつもりで、挑戦者の気持ちで乗りたいですね。本当にこの馬は器用で、3000mでも折り合って動きたいところで動けますし、狙いたいスペースに入って行けます。菊花賞でも最後に迫られてからもうひと伸びしたように勝負根性がありますし、そこを伸ばしていければ、もっと凄い馬になると思います。

 小倉で一度道悪をこなしてくれましたし、精一杯レースをすることで道悪がどうなるか、今回のレースで捉えても良いんじゃないかなと思います。できれば真ん中より内の枠の方が、レースは組み立てやすいでしょう。今はぼんやりしたイメージですが、枠順が決まったらまたしっかり組み立てたいですね。

 ファン投票でも上位に支持して頂いて、復帰を楽しみにして頂けましたから、菊花賞馬として強いトーホウジャッカルを見せられるように精一杯乗りたいと思います」

(共同会見より~取材:大関隼)