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 28日(日)に阪神競馬場で行われる第56回宝塚記念(GI・芝2200m)に出走するワンアンドオンリー(牡4、栗東・橋口弘次郎厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

●ワンアンドオンリーについて甲斐純也調教助手
「ドバイシーマクラシックはスローペースだったこともあって道中掛かり気味で、4コーナーでペースが上がった時にちょっと置かれましたが、長く良い脚を使って最後は盛り返しましたし、内容は良かったと思います。ドバイへ行ってからも落ち着いていて、調整も順調すぎるくらい順調で手応え十分でしたから、何とか勝ちたかったですね。

 (去年の秋のGIを振り返ると)菊花賞はテンションが上がっていてレース前に体力を消耗して、レースでもずっと掛かっていました。ジャパンカップは時計も速かったですし、まだこのメンバーに入るともうワンパンチ足りないのかな、と。有馬記念は良い枠でしたが何もできずに終わってしまって、不完全燃焼でしたね。

 暖かい時期がこの馬には合っているようで、どんどん活気が出てきましたし、馬体のハリや毛艶も冬場とは明らかに違います。ドバイへ行った時にも良い状態でしたが、それ以上に今は調子が良いですね。

 今週は坂路で、併せるということに焦点を置きました。最後まで併走する形でしたが、ミルコ(・デムーロ騎手)は『馬場が悪いと調教ではそんなに動かないね。でも先週より良かったよ』と言ってくれました。この馬はトビが大きいので馬場が荒れると調教はこんな感じですし、ジョッキーも先週、今週と乗って感覚を掴んでくれたので、全く問題ないでしょう。

 阪神は相性が良いですし、実戦へ行けば必ず走ってくれますから。追い切りがあまり参考にならないタイプで、競馬へ行けば全能力を出してくれるので休み明けでも問題ないと思います。阪神2200mというのはこの馬には最高の舞台でしょう。

 ゴールドシップが抜けている、という印象を僕は持っていません。みんなにチャンスがあると思います。ダービー馬に復活してほしい、という期待に応えられるだけの状態にあると思いますから、ぜひ応援をよろしくお願いします」

(取材:大関隼)

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