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 31日(日)に東京競馬場で行われる東京優駿・第82回日本ダービー(GI)に登録をしているタンタアレグリア(牡3、美浦・国枝栄厩舎)について、追い切り後の国枝栄調教師と騎乗を予定している蛯名正義騎手のコメントは以下の通り。

・国枝栄調教師
(蛯名騎手騎乗でウッドチップコースでの最終追い切りを振り返って)
「先週は坂路でやりました。先週末と今週とウッドチップコースで、2頭を前に行かせておいて、その後を追走しました。手応えを見て、終いで抜け出すという形でやりました。現状では特に問題なく来ていて、順調ではないかと思っています」

(前走の青葉賞2着を振り返って)
「一応、トライアルで2着まで来なければいけないので、乗り役もその辺りを意識して乗りましたからね。最後は目標にされたという感じで2着でしたが、内容は良かったと思います。元々そんなにガンガン行く馬でもないので、終いを生かせればということで、行っていたと思います」

(前走後は中3週、中間の調整について)
「レースの疲れもそれほどなかったです。ただ、その前にも使っていますし、そんなにガンガン行かずに、様子を見ながら来ました」

(東京芝2400mは2着が2回)
「そういうことで、この距離は良いと思います。あとは、レースでの流れかなとは思います。東京や中京など、けっこう直線が広くて長いところでのびのびとした競馬ができています。跳びが大きいので、やはりその良さを生かすには、広い馬場の方が良いかと思います」

(ダービーに向けて)
「(位置取りなど)今までと似たような競馬になるとは思います。なかなかダービーに縁がありませんが、一応権利を獲って出ますから、良い競馬をしてほしいと思います。あちらの馬(僚馬のダノンプラチナ)は、皐月賞で残念だったので、思い切って切り換え(休養させ)ましたが、こちらの方は権利が獲れました。長い距離も良いと思いますので頑張りたいです。それだけのもの(クラシック制覇)は来ているので、やはり期待に応えて、良い競馬ができればと思っています。よろしくお願いします」


・蛯名正義騎手
(最終追い切りに跨った感触は?)
「すこぶる順調に、追い切りを終えられたという感じです」

(権利を獲った青葉賞について)
「元々、能力はあるというのも分かっていました。最低条件として2着までは外さない競馬をしなければいけないと思っていたので、結果としては負けてしまいましたが、何とかここにつなげられたかなという感じです」

(初めて乗った時と比べて成長は?)
「競馬自体は500万下から乗っていますが、新馬戦の前にも調教で一度乗っていました。その時から走りそうだなと思っていました。2歳の夏だったので、そういう意味ではだいぶしっかりしたなというのはあります。子供っぽさも、少しずつではありますが、良くなってきているのではないでしょうか」

(2400mの距離について)
「距離が長くなる分には、ここと秋(が良いのでは)というふうに思っています。長い距離には適性があるのではないでしょうか。道中もすごくリラックスして走れる馬なので、そういう意味では、ここからさらに次につながってくれると良いですね」

(理想の流れや相手関係について)
「すごく乗りやすい馬なので、どういう流れでも、別に気にしていません。しかし、前走の青葉賞に比べると、間違いなく時計2秒は詰めなければいけないところだと思います。現時点でその辺りのことができるのか、その辺りの相手とやってどのくらい競馬ができるのかというところではないでしょうか」

(ダービーへの想いは?)
「僕自身もそうですが、やはりこれは競馬に携わっている方々にとっては、核になるレースです。これをもって競馬ですから。勝ちたいというのももちろんですが、これだけ数多く乗せてもらえるというのも、皆さんに非常に感謝していますし、それだけ応援してもらっているということなので、何とかどこかでというふうには思っています。毎年そう思いながら、ダービーには乗せてもらっています。楽しみながら乗れれば良いなと思っています」

(意気込み)
「馬は本当に順調に来ています。結果が良ければ一番良いですが、とにかくこの馬の良さを出しながら、しかも楽しみながら、この馬の競馬ができれば良いですね」

(取材:米田元気)

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