23日(土)に京都競馬場で行われる第22回平安ステークス(GIII・ダート1900m)に出走するインカンテーション(牡5、栗東・羽月友彦厩舎)について、追い切り後関係者のコメントは以下の通り。
●インカンテーションについて羽月友彦調教師
「(―フェブラリーSを振り返って)その前の2戦が不完全燃焼だったので、とにかく納得行くレースをと思っていました。納得行くレースをしてくれましたし、力の差は見せられましたが満足しています。GIも手の届く所にある、と感じました。
フェブラリーSの後はすぐ放牧に出して、4月20日前後に栗東へ帰ってきました。戻ってきてからも順調で、週に2本時計を出せています。先週にだいぶ速い時計を出しましたし、今朝は坂路で最後に前が壁になっていて追えなかったのですが、しっかりと動けていました。十分力を出せる態勢ですね。1900mは初めてですが、1800mで勝っていますし、もう100mくらいは我慢してくれるだろうと見込んでいます。
(―競馬の幅も広がっていますが、理想的な競馬の形は)やはりオーソドックスに、前回のように好位から運ぶ形が一番良いと思います。(GIに向けて)ここでは力を見せる、くらいのつもりでいます。何とかこの馬でGIを勝ちたいですし、ここで恥ずかしい競馬はできないという気持ちです」
(取材:大関隼)