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 24日(日)東京競馬場で行われる第76回オークス(GI)に出走予定のルージュバックについて、追い切り後の戸崎圭太騎手、大竹正博調教師のコメントは以下の通り。

・戸崎圭太騎手
「(リベンジをするために)コンディションとしては、特に問題はないと思っています。あとは僕次第だと思っています。今までも調教は1度も乗ったことはないので、そのあたりはお任せしています。
桜花賞は乗り方、位置取りの悪さで力を出し切れませんでした。スタートも良かったので、下げることはなかったのに、ああいう乗り方をしてしまって、リズムを崩してしまいました。
(レース後は)ずっと悔しい思いをしてきました。いろいろ反省をしながら、不甲斐ない気持ちで一杯でした。
(今回は)イメージは元々いいというか、力はありますし、乗りやすいですし、距離が伸びるのもひとつも不安はなかったので、いいイメージでしかないです。
(東京コースの相性は)1回走っているので、走っていないところよりはいいと思いますが、どこでも走ってくれるタイプの馬だと思いますので問題はないです。
まだ枠順も出てないですし、まだ何も考えていないのですが、リズム良く、気持ち良く走らせてあげたいな、という思いです。極端な枠でなければ、どの枠でもいいと思います。極端な枠でもクリアしてくれると思いますが。
初戦からテンションを上げないように気をつけていましたが、一戦一戦どっしりしてくるようにうかがえて、走る馬、強い馬の証拠かな、とは感じました。あとは僕次第だと思ってますので、しっかりと騎乗したいと思います。
ずっと歯がゆい気持ちだったので、(先週、重賞連覇した勢いを)つなげたいです。前走は圧倒的人気を裏切って、悔しい思いをしました。オークスではしっかりと騎乗して、この馬のいいパフォーマンスを見せたいと思います」

・大竹正博調教師
「先週火曜日に帰厩して、土曜日に時計を出して、今日は2本目の追い切りでした。全体の時計は求めないで、最後の3ハロンをどういう反応で上がってくるのかを見ていましたが、いい動きでした。
コントロールに関しては、今まで以上に良くなっているかなという風に思っていましたし、最後の弾け具合は良かったです。
特にこれというようなことはないですが、今までと同じようなスタイルで、リベンジという気持ちは、特に持ってないです。それが馬にどう影響するかは分からないので、あくまでもいつも通りにやっています。
前走の敗因をひとつの原因に求めるのは厳しいかなと思います。複合的な要因が絡み合って、ああいう結果になったんだと思いますが、大きな原因は、僕自身の桜花賞へ挑む姿勢が、経験不足によって、ああいう結果になったのかなと思っています。
桜花賞が終わった後、1週間は美浦トレセンで競馬の疲れを取って、天栄に移動して、とにかくまずメンテナンスをしてから、しっかり時計を出していったんですが、とにかく馬が自ら走りたいという気持ちを、もう1回呼び起こすような調整過程を踏んできたんですが、トレセンに帰ってきても、その雰囲気は変わらず維持できていましたし、今日の追い切りも、ゴーサインを出すまでもなく、自分から弾け飛んでいきました。リベンジという気持ちではなく、馬の能力を信じてここまでやってきているので、あとは競馬だからやってみないとわからないですが、自信を持って送り出せる状態にあります。
(東京コースは)距離は違えど、2000mではいい時計で駆け抜けてますので、桜花賞の時よりは、むしろ条件としてはいいのかなと思っています。なかなか過去のオークスを見ても、牝馬としては厳しい競馬だという印象を受けているので、やってみないとわからないです。
前回はいい枠順を引いたかな、と思いましたが、結果的にもみくちゃにされてしまいました。今回は距離が延びる分、枠順の有利不利も少なくなるので、枠順に関しては考えてないです。位置取りも騎手に任せてますので考えてないです。(桜花賞は)極端なスローでしたし、あの着順を評価していいのか分からないですし、どういうペースになるかは分からないです。
僕はリベンジというイメージは持ってないですが、ジョッキー自身がそう思っているのなら、何か考えているのでしょうか。不思議なくらいこの馬の話は、彼とはしません。いつも追い切りの後に、良かったよという程度です。競馬で背中を知ってるのは彼しかいないので、どうこう説明する必要はないのかな、と思っています。ただ、トレセンでは私が誰よりも知ってるつもりで、僕の仕事はきっちりこなせたのかな、と思います。前走は輸送を挟んで馬体重は減ったんですけど、今回は東京競馬場ということで、450kg台で出せるかなという風に思います。
前回は、雨の中の追い切りだったということもあって手綱が滑ったという話を共同会見でもしたと思いますが、スタッフのミス、そういったトラブルすらコントロールできなかった責任は自分にあると思っています。敗因の一番は、僕がいま感じてるのはそこかな、と思います。
直前入厩については、この馬に関してだけではなく、他の馬を含め、牧場に週1回のペースで行って、調教も見ていて、ルージュバックに関しては天栄でやってるときの目の輝き、雰囲気、活気があっていいな、と見て理解したので、桜花賞の最終追い切りでもかなり負荷をかけていましたし、むしろ向こうでギリギリまで調整して、こちらで残り少ない日数を過ごしても、ある程度仕上がるのかなと思ったので、こういう流れになりました。
輸送日程は今日、明日様子を見て決めます」

(取材:山本直)

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