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 5月3日(日)に京都競馬場で行われる第151回天皇賞(春)に出走するキズナ(牡5、栗東・佐々木晶三厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

●キズナについて佐々木晶三調教師
「今朝の追い切りの動きは良かったですね。(坂路の)馬場も悪かったので55秒台かなと思いましたが、53秒台で上がって来ましたし、しっかり走ってくれたと思います。

 大阪杯も凄く良い状態でしたし、それをキープ出来ていると思います。前走(大阪杯)は完全に勝ったと思ったのに離されて...。確かに相手もGI馬で強い馬ですが、最後は止まってしまいましたね。

 京都コースは良いと思いますが、3200mに関しては去年のレースを見ると距離だったのか、骨折していた影響だったのかは分かりません。馬がガッチリしてきて、マイラー体型になったような気もしています。ディープインパクトの子供ですが500キロを超えていて瞬発力が凄いですし、今は仕掛けると一気に10の力を出してしまう感じですから。ただ、その辺りはレースでは武豊騎手にお任せですね。

 前走後、最初の2週間くらいはちょっと疲れも出ましたが許容範囲でしたし、今は全く問題ありません。良い天気でやれそうですし、ジョッキーも『盾』豊さんですから(笑)、ぜひ京都競馬場へ応援に来てください」


●キズナについて武豊騎手
「坂路で追い切りましたが良い感触で、気持ち良さそうに走っていました。状態自体は復帰戦(京都記念)も2戦目(大阪杯)も良い状態で挑めていたと思います。2回使った後ですし、さらに動ける態勢になったと思います。

 3着、2着と来ていますがやはり前回は勝たないといけないレースだったと思います。ただ、走りとしては悪くありませんでしたし、今回は前回より動けるのではないでしょうか。距離やコースは問題ないですし、あとは今の京都の、高速決着になる馬場コンディションでどうかと思いますが、いまさらこの馬のスタイルを変えるつもりは無いですし、思い切って乗りたいですね。

 キズナにとっても、ここは大きな一戦になると思います。勿論秋にフランス(凱旋門賞)へ行く時には日本最強馬として胸を張って行きたいので、結果を出さないといけない、と思っています。

 (―今回ポイントになりそうな所を挙げるとすれば)折り合いは馬がレースを理解しているので問題ないですが、多頭数で時計の速いコース、そのあたりをいかに上手くパスできるかでしょうね。ファンの多い馬と乗っていて実感しますし、そのためにも勝つところをお見せしたい、という気持ちは強く持っています。何とか勝てるように全力で挑みたいです」

(共同会見より~取材:大関隼)

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