お知らせ:

競馬実況web

 5月3日(日)に京都競馬場で行われる第151回天皇賞(春)に出走するウインバリアシオン(牡7、栗東・松永昌博厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

●ウインバリアシオンについて福永祐一騎手
「今朝は坂路で、最後の1ハロンを伸ばしてという指示でしたが、正直動き自体は平凡でしたね。最後1ハロンでもう少し伸びるかなと思っていましたが、伸び切れなかったので。ただ単走でしたし、あれだけの馬ですからどれくらいの調教を消化できるかのほうが重要だと思いますし、そんなに心配はしていないです。

 日経賞も良い状態で臨めましたし、そんなに大きな上積みは無いですが良い状態で臨めると思います。普段Cウッドコースで追い切っている馬が久々に坂路で単走だったせいか、あまり見栄えは良くなかったですが心配ないでしょう。

 2歳、3歳の頃に自分が乗っていた頃とは違って、馬も完成されていますからね。最初の頃は歩いていても脚を引きずって歩くような馬でしたが、今はちゃんと歩いていますし、やはりハーツクライ産駒らしい成長力を感じます。(サラブレッドが完成する時期、と言われる)4歳、5歳の頃とは比較できませんが、今乗っている感じはそんなに衰えた印象もないですし、やれると思っています。

 乗りやすい馬ですし、実際に春の天皇賞でも結果を出している馬ですからコースや距離は心配していません。脚元や爪の不安がある馬でしたが、前回はそんな不安もなく挑めて実際に良い結果を出せましたし、今回も予定通りの調教を消化して来ましたから力は出せると思います。

 GIでは初めてこの馬に乗りますが、何とかGIをというスタッフの方々の思いも感じているので、良い結果を出せるように全力を尽くしたいですね。2回屈腱炎を患いながら10回もGIに使えること自体が凄いと思いますし、有力馬の1頭としてエントリー出来る事もまた凄いと思います。携わっている厩務員さんや調教助手の方も以前北橋厩舎、瀬戸口厩舎にいた気心の知れたスタッフですから、その方々と一緒にGIに挑めるというのはまた違った思いがあります。ぜひ良い結果を出せるように頑張りたいですね」

(取材:大関隼)

お知らせ

お知らせ一覧