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 26日(日)に東京競馬場で行われる第50回フローラステークス(オークストライアル・GII)に登録をしているリアンドジュエリー(牝3、美浦・奥村武厩舎)について、追い切り後の奥村武調教師のコメントは以下の通り。

(前々走のゆりかもめ賞8着について)
「あの時はスローでヨーイドンの競馬になるのが、この馬には分が悪いなというのは、ジョッキーも感じていました。積極的にレースを運んだのですが、その割りに最後はバタッときていませんでした。8着ですが、大きく負けていないのですよね。私たちはすごく良い内容だったな、やはりこの馬は強いなというイメージで見ていました」

(勝利した前走のミモザ賞を振り返って)
「やはり強いなと感じました。長く良い脚を使ってくれました。体は未勝利戦を勝った時の方が良いかなという感じで、本調子ではなかったと思います。レースを使ったのにあれだけ良い脚を使ってくれたので、逆にこちらが驚いたぐらい走るなという感じでした。
右回りだと内にもたれるようなところがあるので、心配して見ていました。しかし、ジョッキーも上手く乗ってくれて、クリアしてくれました。ずっと良い脚を使ってくれて、直線の半ばでは、間に合うかなという感じで見ていましたが、最後はさすがに苦しくなったので、頑張れと思いました。届いてくれて良かったです」

(前走後の調整について)
「この馬は月一回のペースで使いたいと思っています。いつもと変わらないパターンで調整してきています」

(蛯名騎手が騎乗した1週前追い切りについて)
「もう良い動きでした。ただ、ジョッキーは本当にすごい馬の背中を知っている人なので、なかなか手厳しい意見をもらいました。それでも、蛯名騎手はおおむね手応えを掴んでくれて、良い追い切りになったと思います」

(坂路での最終追い切りについて)
「先週はジョッキーを乗せて、ある程度やっています。今週は馬の気持ちを作るということを重視して、併せ馬をしました。前走は、前々走のゆりかもめ賞の疲れがまだ抜けきっていない感じでした。ようやく少し上向いてきたかなというところでの競馬でした。今回は筋肉に張りが出てきて、すごく良い状態で臨めると思います」

(成長した部分は?)
「元々、すごく穏やかというか、そんなに気持ちを表に出しませんし、自信を持っている馬なので、特に大きく変わったということはありません。しかし、その自信が本物なのだなというふうに、見る側が変わってきています。デビューの時からけっこう良い格好をした馬だったので、前回の競馬が一番厳しいというぐらいでした。今回は元に戻ったかなという感じです」

(今回のレースについて)
「中山で長く良い脚を使うタイプで、東京だと切れ味勝負になった時に分が悪いかなというのは、正直思います。しかし、牝馬同士なら、力で何とかならないでしょうか。新馬戦で1800mを使っていましたが、その時は忙しいという印象でした。2000m以上は、この馬に合っているのだと思います。渋太く、長く良い脚を使えるので、その辺りを生かして競馬をしてもらいたいです。重賞はそんなに甘くないので、そう簡単に勝てるとは思いません。ただ、十分にチャンスはあると思っているので、全部を負かしに行くつもりで競馬に臨みます」

(取材:米田元気)

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