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 5日(日)に阪神競馬場で行われる第59回産経大阪杯(GII・芝2000m)に出走するキズナ(牡5、栗東・佐々木晶三厩舎)について、追い切り後の佐々木晶三調教師のコメントは以下の通り。

「京都記念は大きな怪我をした後のレースでしたから、調整にはちょっと苦労したんです。おっかなびっくりの調整で、併せ馬も怖くてできないような調整でしたが、その中でも(レースでは)上がり33秒3の脚を使ってくれたので、負けはしましたが収穫のあるレースでした。

 レース後の10日間が一番気を遣ったのですが、そこを無事にクリアしてくれましたし、あとは使っている時のキズナと同じように攻め馬をすることができました。見た目もそんなに体重が減ったわけではないのにスッキリして、筋肉量が増えたような体になりましたから、それが先週、今週と調教での良い動きにつながったのでしょう。普段はやんちゃな面を出す馬なんですが、追い切りとレースの時には全くそういう面を出さないんです。その意味でも精神力が凄いなと思っています。

 今朝の追い切りは(追いかけた相手と)合わなかったら合わなかったでいいよ、とは言っていましたが、合わないどころか抜いていましたし、沈むようなフォームで重量感もありましたね。ジョッキーが言うように良くなっていると思います。

 今年は凄いメンバーになりましたが、番組上しょうがないですよね。逃げるわけにいかないですから。今後世界で戦う馬だと思いますし、泣き言は言っていられないという気持ちです。今回はレース後の10日間が無事に行ったので、万全ですね。僕なりにすごくうまく行ったと思っています。

 今回は前回よりも遥かに順調に来ていますし、本来の力を出せると思います。いいメンバーが揃いますから、ぜひ競馬場で応援してください」

(取材:大関隼)

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