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 9日(日)東京競馬場で行われる第52回アルゼンチン共和国杯(GII)に登録をしているホッコーブレーヴ(牡6、美浦・松永康利厩舎)について、追い切り後の松永康利調教師のコメントは以下の通り。

(去年から今年の走りを振り返って)
「去年のアルゼンチン共和国杯、ジャパンカップと使った後、放牧に出しました。今年に入って、復帰戦の日経賞、天皇賞・春と頑張ってくれました。去年よりも本当に馬が充実してくれて、それが結果に出ているのだなと思います。(良くなったきっかけは)特にありません。馬自身が成長してくれただけです。じっくり待った後に、良くなってくれたという感じです。」

(その後の調整について)
「春が過ぎた時点で、ここを目標にしてきました。放牧の期間を決めて、入厩の時期も決めて、予定通り来ています。順調です。」

(1週前追い切りについて)
「ジョッキーには感触を確かめてもらう感じで乗ってもらいました。まあ1週前としては上出来の内容でした。田辺騎手はこの馬に追い切りで乗るのが初めてでした。"何だかフワフワして、いつもこんな感じなの?"って言っていましたが、いつもそのような感じなので、心配はしていません。」

(最終追い切りについて)
「先週は馬なりだったので、今週は仕掛けました。伸ばして、全身を使えるようなフットワークで走らせてくれと注文しました。その通りに乗ってきてくれたので、仕上がりは万全だと思います。東京が左回りなので、左回りの(ポリトラック)コースで追い切りを行いました。今年の春の日経賞を使う前ぐらいの感じにはなっていると思います。日経賞では走ってくれましたが、鉄砲駆けもしますので、ここまで仕上がれば十分力を出せるでしょう。」

(今回のレースについて)
「この馬は長く良い脚を使えます。大きく負けている時というのは、前が詰まって、脚を余しています。ですから、広々と走れる東京のコースは一番合っていると思います。まだ先のレースもありますので、100%の出来ではありませんが、休み明けとしては十分仕上がっているでしょう。重賞を勝っている馬と同じ斤量(57キロ)というのは、評価してもらったのかなと思いますが、想定内だったので大丈夫だと思います。毎回終いは必ず良い脚を使ってくれるので、今回も持ち味を生かした競馬をしてもらいたいです。これだけの馬ですが、まだタイトルを獲っていないので、この馬のためにも良い結果を残してほしいと思います。」

(取材:米田元気)

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