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東京11Rの第150回天皇賞・秋(GI、3歳上、芝2000m)は5番人気スピルバーグ(北村宏司騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分59秒7(良)。3/4馬身差2着に2番人気ジェンティルドンナ、さらにアタマ差で3着に1番人気イスラボニータが入った。

スピルバーグは美浦・藤沢和雄厩舎の5歳牡馬で、父ディープインパクト、母プリンセスオリビア(母の父Lycius)。通算成績は13戦6勝となった。

~レース後のコメント~
1着 スピルバーグ(北村宏騎手)
「気持ちが良かったです。馬が頑張ってくれて嬉しかったです。馬の力を信じて、外から行って、きれいに伸びてくれました。スタートはそれほど速くないので、出たなりにどうコースを取るか考えていました。向正面からスムースに運べました。内がかなり馬群が固まっていたので、手応えを信じて思い切って外から行きました。前走はスムースに行きませんでしたが、いつもいい脚を使ってくれる馬です。新馬を使う前から調教に乗せてもらって、競馬に乗るたびに次が楽しみでした。ここまで休み休みで来ていますが、大分たくましくなってきました。今後も無事にいってくれれば結果は出ると思います」

(藤沢和雄調教師)
「馬の雰囲気としては前走くらいの出来にあると思っていました。レースに関しては、ずっと乗っている北村騎手ですから、特に声をかけることもなく任せていました。直線、外から本当にいい脚でしっかり伸びて、強かったと思います。元々いい体をしていましたが、なかなか詰めて使うことが出来ませんでしたし、体を持て余しているところがありました。これで秋の天皇賞は5勝目ですが、過去の4勝は早くから活躍していた馬での勝利で、今回のスピルバーグとは明らかに違います。本当に馬がよく頑張ったと思います。距離はこのくらいが一番いいとは思いますが、折り合いもつきますし、東京が得意な馬ですから、北村騎手とも話しながら、ジャパンCへの出走を前向きに考えます。久々のGI制覇、嬉しかったですし、オーナーにも少しは恩返しが出来たかなと思います」

2着 ジェンティルドンナ(戸崎騎手)
「返し馬から落ち着いていて、いい雰囲気でした。もう少し広い進路を取れれば良かったのですが、よく頑張っています。まだ衰えはありません」

3着 イスラボニータ(ルメール騎手)
「スローと感じて位置を上げました。気をつけてはいましたが、1頭になると遊んでしまって、差されてしまいました。それでもまだ3歳馬、よく頑張っています」

4着 ラブイズブーシェ(古川騎手)
「力をつけています。いい位置を取れたのが大きかったです。流れに乗れば勝負になることが分かりました」

5着 ヒットザターゲット(武豊騎手)
「よく頑張っています。折り合いがつけば確実に脚を使います」

6着 エピファネイア(福永騎手)
「パドック、返し馬と気が入っていました。このくらいの方が動けるかと思いましたが、ゲートでもうるさかったです。少し待たされてのスタートでゲートをうまく出られませんでした。残念でした」

7着 デニムアンドルビー(浜中騎手)
「前が壁になってしまいました。ゴールまで伸びているのでもったいないです」

9着 カレンブラックヒル(秋山騎手)
「ポンとハナを切ってスムースに運べました。最後も踏ん張っていますし、今なら2000mも問題ないと思います。昨日の雨が残って力の要る馬場の方が良かったです」

11着 マイネルラクリマ(柴田大騎手)
「自分のレースで力を出し切れました」

13着 マーティンボロ(川田騎手)
「イスラボニータについて行き、リズム良く運べた方だと思います。GI挑戦でいい経験になりました」

14着 フェノーメノ(蛯名騎手)
「ゲートで落ち着いていなかったです。最後も脚を使えませんでした。いつになく燃えすぎていました」

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