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11月2日(日)東京競馬場で行われる第150回天皇賞(GI)に出走予定のイスラボニータ(牡3 美浦・栗田博憲厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

○イスラボニータについて栗田博憲調教師

「先週の段階で息は整えているつもりですので、最終追い切りはルメール騎手に乗ってもらい、背中の感触と追い出してからの反応を見てもらいました。ルメール騎手は『柔らかくて反応のいい馬ですね』と褒めてくれました。

菊花賞と天皇賞という選択肢があったわけですが、菊花賞は距離が少し長いかなと。天皇賞は2000mですから、こちらを選びました。今回は歴戦の古馬相手のレースになりますし、こちらは3歳馬。胸を借りるつもりで臨みたいと思っています。現時点でこの馬が、どのくらい古馬に通用するかを見てみたいです。

前走のセントライト記念は、休み明けとしては無難なレース、そしていい勝ち方をしてくれました。今後のレースに向けていい通過点であったと思います。本番でも自分の競馬で、どこまで力が通用するか、でしょう。

(夏を越しての成長について)
少しずつ負荷をかけながら、少しずつですが体重が増えていますし、精神面でもだいぶ落ち着きが出てきました。この2点がいい方向に向かってくれればいいですね。

ここまですこぶる順調に来ました。3歳として、古馬にどこまで力が通用するか、僕自身もすごく期待しています。どんな競馬をしてくれるのか、ファンの方々と一緒に、熱い気持ちで見たいと思います」

○イスラボニータについてクリストフ・ルメール騎手

「イスラボニータに騎乗でき、とても嬉しく思います。乗った感触としてはとても乗りやすかったですし、何をするべきかというのをよく分かっている馬です。今朝の動きもよかったですし、残り200mで促した時の反応が良かったです。素晴らしいコンディションだと思います。

この馬のレースを映像でチェックしましたが、道中の動きもスムーズで、脚を溜めて最後に良い反応をするように見受けられます。距離的には2400mがマックスだと思います。そういう意味でも天皇賞では良いパフォーマンスが見せられると思いますし、そういう騎乗を心がけたいです。

この時期の3歳馬は夏を越えての成長が見られます。古馬と対戦することへの不安はありません。斤量もアドバンテージがあります。イスラボニータ自身は賢く能力の高い馬で、古馬に劣るということはないと思っています。

作戦はレース当日に栗田調教師と話して決めようと思っています。イスラボニータは東京競馬場でいい成績を残していますし、自分も東京コースをよく知っています。あとは、馬の力を信じて乗ろうと思います」

(取材:小塚歩)

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