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 11月2日(日)に東京競馬場で行われる第150回天皇賞(GI・芝2000m)に出走するエピファネイア(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)について、追い切り後共同会見での関係者のコメントは以下の通り。

●エピファネイアについて角居勝彦調教師
「春2戦は状態は良かったのですが、折り合うことを重点的にやってきた分、ちょっと弾け切れなかったのかなと今は思います。半年の休養になりましたが、厩舎に帰って来てからは心配も特に無く、攻めた調教をしてきた、という感じです。気配としては前向きになってきたと思います。

 先々週、先週と単走で追い切りましたが、馬が自分からハミを取っていくような形が理想かなと考えていました。普段の調教もそんな具合になってきましたし、丁度良いのかなと思います。性格的に前向きなので、休み明けがどうこうと言うよりは、いかにコントロールを上手につけるかが課題かなと思うのですが。

 (―やはり瞬発力が武器、という印象ですか?という問いに)馬群の中でたまれば、だとは思います。弾けるエネルギーをためながら行ければ、それが理想でしょうね。そこで折り合っていた春は、たまっていたというよりは我慢が利くだけになっていたような印象です。

 東京はダービーで勝ち負けのところまで行きましたし、合っていると思います。高い能力がありながら思いのほか春は結果が出ていなかったので、何とかこの秋はこれから素晴らしいレースが続きますから、頑張っていきたいと思います」


●エピファネイアについて福永祐一騎手
「放牧から良い状態で帰ってきましたし、追い切りも順調に消化できています。2週前に長めで強い負荷をかけてタイムも速かったですし、先週はリズムを重視して、そして今週は最後の1ハロンを追って、という調教でしたが、今週のタイムも動きも良かったですね。

 折り合いの面も、もうそこまで気にしなくていいくらいに改善されました。今年の春の時点で折り合いに不安はない状態でも結果が芳しくなかったのですが、逆に今日は3コーナーくらいから自分でぐいぐいハミを取って行くような面がありましたし、メリハリがつけられるようになってきたと思います。

 コーナー2つという形態のコースは新馬戦以来ですが、あの時の伸びが良かったですから。先行して押し切るタイプというイメージがあるかもしれませんが、切れる脚を持っていますし、コーナー2つで2000m、という条件は合っていると思います。

 去年の秋の走りも良かったですし、あの頃の走りができればそう崩れることはないと思います。今回は春とはまた違ったアプローチで秋の初戦を迎えることができますし、どんな走りをしてくれるか楽しみですね。お母さん(シーザリオ)も2000mがベストでしたし、血統的にも2000mくらいが一番いいと思いますから、ぜひ2000mのGIを獲りたいと思っています」

(取材:大関隼)

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