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 26日(日)に京都競馬場で行われる菊花賞に出走を予定しているショウナンラグーンについて大久保洋吉調教師のコメントは以下の通り。

「前走のセントライト記念は、距離は例年と同じ2200メートルでも新潟の内回りコースでしたから、この馬には向かないだろうと思っていました。結果は8着でしたが、ステップレースとして見れば上々だったと思います。
その後はレースを使った効果が見られ、素軽さが出てきました。今朝はウッドコースでの併せ馬でしたが、あまり遅くなく、またやりすぎないようにと指示を出しました。全体の時計は遅くなりましたが、予定通りの調教が出来ました。トモの弱いところも解消してきて特に問題もなく、予定通り仕上がったと思っています。
500万のレースはなかなか勝てませんでしたが、距離が2400メートルに延びた青葉賞を制したように距離が長くなればいいというタイプです。ダービーでは届きませんでしたが、秋はさらに距離が長くなれば追いついて逆転出来るのではないかと考えていました。この馬の祖母のメジロドーベルはエリザベス女王杯を2度制していますし、母父がマンハッタンカフェですから3000メートルでも距離は足らないぐらいに思っています。しかし、競馬があまり上手なタイプではなく、今回は位置取りが問題になります。終いの脚を生かすにしても出来れば中団ぐらいで、あまり後ろからではない方がいいでしょう。ダービーでは一番の上がりで追い込んだ馬ですから、それが生かせる展開になればいいと思っています。
この馬は私の父親の頃からずっと手がけてきた血統の馬で、そのような馬でクラシックに出られるということは有難いことであり、やりがいを感じています。ファンの皆さんに『血統のつながり』ということをレースで感じてもらえたら、と思っています。」

(取材:小林雅巳)

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