【京都大賞典】栗東レポート~トーセンラー [News]
2014/10/09(木) 17:04
 京都コースの外回りコースでは毎度好成績を残しているトーセンラー。今回は昨年(3着)より1キロ重い58キロを背負うが、実績を考えると負けられないレースとなりそうだ。

 今日木曜日の朝は武豊騎手を背にウッドチップコースに入り同じ厩舎の馬を後ろから追いかける形の調整。最後は一気に交わす形でフィニッシュした。

 調教後の関係者への共同インタビューの内容は以下のとおり。

●トーセンラー(藤原英昭調教師)

◎今年の秋も京都大賞典からのスタートですね。
 京都のコースを目一杯走らせるという意味で、次もありますので、ここから秋始動というのは決めていました。

◎安田記念は14着でしたが。
 やはりマイルチャンピオンシップを去年勝って、もうひとつマイルのGIをということで安田記念へ向かったのですが、やはり馬場が合わなかったですね。何か運がないですね。もう少し乾いた馬場でどういったパフォーマンスを見せるか見たかったんですけど。ちょっと運がないというのと東京コースも少し合わなかったという気もしますけどね。

◎その後の調整過程はどうだったのでしょうか?
 安田記念からすぐ、去年マイルチャンピオンシップを勝たせてもらったので、今年もということで予定を立てて逆算しながら来たんですけど。

◎去年の成功例があったので倣う形になったのでしょうか?
 そうですね。もう一度同じようなローテーションでああいった結果を求めて・・・というのは春シーズンが終わってから考えてましたけどね。去年と今年で何が違うかと言えば心技体のうち体の方が1年老化していますからね。そこをどう心技でどうカバーできるか?というところで来ているんですけどね。

◎どんな工夫をされていますか?
 やはり人間と一緒で、若いうちは成長するんですがさすがに維持するっていうのが一番で、それに伴って体力も少し落ちますからね。その辺は心技で言えばキャリアであったり、今までの経験をどう強みにしていくか、そして若干の「技」的なものも注入してますけどね(笑)。

◎去年との比較ではこのレースを迎えるにあたっての状態というのはいかがですか?
 そういう部分ではもうベテランですからね。あまり何かをしてあげるというのではなく、馬自身が体を作ってそれに合わせてあげているというのは実感してますけどね。どう人間が手助けするかということでやってますけどね。

◎今週の調教はいかがでしたか?
 先週、今週と武豊騎手を乗せて・・・。こちらでも乗り易いように馬を作っていますから、それに今回の距離もありますから、そういう意味では凄く感触良く追い切ってくれたと思います。

◎どんな指示をされましたか?
 いつも乗ってますからね。今の出来がどうなのか?勝負できるのかを確認してくれというのは指示を出しましたけどね。いつものパターンで前に馬を置いて折り合い重視で終いはどういう動きをするのかというのを確認する程度ですね。ある程度馬はできてましたからね。理想的な追い切りだったと思います。

◎調教から上がってきた状態はどうでしたか?
 武豊君が笑ってましたからね。それでいいんじゃないでしょうか(笑)。

◎去年は京都大賞典3着からマイルチャンピオンシップ1着という軌跡でしたが。
 ここをしっかり勝つために馬を作っていますし、その能力もあると思っていますから、そういう意味ではここを勝って次に繋げたいというのはありますけどね。

◎秋の最大目標、ローテーションはどう立ててますか?
 京都は走ると皆さんご存知のように僕らもそれを認識していますから、そういう意味では(マイルチャンピオンシップを)2連覇できるように。それが秋最大の目標かなと思って馬を作ってますけどね。

◎京都コース外回りでは好成績ですが、何が合っているのでしょう?
 軽い馬場と坂があるということで。それは何かと言えば絶対的なパワーであったり、そうしたものが若干欠けているという面があるんですが、その証拠に昔は430キロ台だったようにひ弱なところがあって、今でこそ460キロ前後になってある程度パワーは付きましたけど、それでもそれを助ける意味で京都の軽い馬場と坂を利用して加速するというのが。もともと潜在能力がありますから、その潜在能力を生かすには一番いい条件なのじゃないかなと思いますけどね。

◎マイルチャンピオンシップ連覇へ向けて重要な一戦ですが、ファンの皆さんにメッセージを頂けますか?
 馬もベテランで本当に良く頑張ってくれていますので、ここで勝って次に繋げて2連覇へ頑張りたいと思います。

(取材:佐藤泉)