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 21日(日)に新潟競馬場で行われる菊花賞トライアル=第68回セントライト記念(GII・芝2200m)に出走するトゥザワールド(牡3、栗東・池江泰寿厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

●トゥザワールドについて池江泰寿調教師
「ダービー当日はかなり暑く、パドックの時間も長くて、返し馬でもぼーっとしていて馬が進んでいかないようでした。あの日の東京は前に行かないと勝負にならない馬場で、いつもなら先行力があるのでいい位置を取れるはずが、押しても進んでいかなくて後方からになってしまいました。良い脚は使いましたが届かなかったですね。去年の夏場は本当に暑い時季を経験していませんでしたが、ダービー当日だけが急激に暑かったので余計に堪えたと思います。

 ダービー後は一度栗東へ戻しましたが、すぐにノーザンファーム早来で夏休みに入りました。そこから結構乗り込んでいますし、トレセンに戻ってからも日は浅いですが、先週も、先々週もいい動きでしたし態勢は整ったと思います。追い切りは先週、今週とCウッドコースで、先週は1週前にしては動きましたが馬なりでしたし、2週続けて馬なりでは大型馬ですし仕上がらないので、今週はラスト1ハロンを一杯ではないですが強めにと頼みました。切れ味もパワーもありましたね。夏を越えて見た目はそんなに変わっていませんが、中身が伴って、体の芯がしっかりしてきた印象です。

 弥生賞で中山2000mを勝ちましたし、皐月賞2着の実績もありますし、来週の神戸新聞杯(阪神外回り2400m)より合っているかなと思って新潟を選びました。(―強敵といきなり戦うことになりますが?の問いに)まだ一度も先着したことがない馬もいますし、どこまで差が詰まっているか、逆転できるか、楽しみですね。最後の一冠を何とかものにしたいですし、秋の良いスタートが切れるように頑張りたいと思います」

(取材:大関隼)

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