新潟11Rの京成杯オータムハンデキャップ(3歳以上GIII・芝1600m)は、2番人気クラレント(田辺裕信騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分33秒3。3/4馬身差の2着に8番人気ブレイズアトレイルが、クビ差の3着に9番人気ミトラがそれぞれ入線。
クラレントは栗東・橋口弘次厩舎の5歳牡馬で、父ダンスインザダーク、母エリモピクシー(母の父ダンシングブレーヴ)。通算成績は23戦7勝となった。
レース後のコメント
1着 クラレント 田辺裕信騎手
「期待に応えることができて嬉しいです。前回は外枠でムキにならず流れに乗ることを考えましたが、今日は内枠でしたし、馬場のことを心配していました。芝も乾いてくれて、天気もこの馬に味方してくれました。大きいレースを勝てる可能性のある馬ですし、ここまで一生懸命に走ってきたので、一息入れてまたがんばって欲しいです。(サマージョッキーズシリーズのチャンピオンについて)周りからあおられて意識もしていましたが、この馬の競馬をすることが結果につながると思い、気持ちを切り替えました。まだ昨日の落馬の痛みもありますが、勝つことができてよかったです」
2着 ブレイズアトレイル 津村明秀騎手
「まだぬかるんだ馬場でしたが、ノメることなく走ってくれました。いい脚で伸びてくれましたし、馬はよくがんばってくれました」
3着 ミトラ M.エスポジート騎手
「『前の方で』という指示を受けていました。切れる脚はありませんが、しっかりためればすごい脚を使うとVTRで見て認識していましたし、その通りでしたが、勝った馬が強かったです」
4着 キングズオブザサン 蛯名正義騎手
「レース自体はうまくいきました。仕上がりはよかったです。とはいえ、久々で3歳馬。この経験が生きればと思います。まだ集中し切れないので、1600mぐらいがいいと思います」
5着 サトノギャラント 北村宏司騎手
「スタートもうまく出てくれました。枠や馬場や相手関係などいろいろ考えて、バラけるなら外へ出そうと思いましたが、いちばん内を突くのもアリだと考えていました。本当の硬い馬場ではないので、それをどうカバーするかを考えて乗りました。よく走ってくれましたし、がんばっていると思います」
6着 シャイニープリンス 柴田大知騎手
「乗り難しいと聞いていて、注意していました。道中は馬のリズムに任せていました。差がないところまでいい脚を使ってくれました。力はあります」