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 今月7日(日)新潟競馬場で行われる第50回新潟記念(GIII)に登録をしているステラウインド(牡5、美浦・尾関知人厩舎)について、追い切り後の尾関知人調教師のコメントは以下の通り。

(前走の函館記念・3着を振り返って)
「出走するにもなかなか優先順位が低くて、七夕賞も見つつという感じでした。馬自身も多少調整に関してはストレスをかけた部分もあったと思います。その中で、今まで走ったことのない小回りで競馬をして、なおかつペースも少し流れて、今までの中ではずいぶん位置取りも後ろでした。そういう経験のないレースで、しっかりと最後は脚を使って、3着まで来てくれました。内容があるといいますか、体重が増えた分も含めて、心身の成長が感じられる一戦だったと思います。元々、青葉賞で3着に来たり、それなりに頑張ってくれていました。実は、あのレースの前までGIIしか出たことがなかったので、まあGIIIならあれぐらいやれるだろうと、冗談ですが、そういう感じです。」

(前走後の調整について)
「レースの後、多少余裕を持って美浦に帰して、そのまま在厩して調整しています。」

(今日の調教について)
「若干、時間があったので、少し馬の気持ちも体も緩めてという感じで過ごしていました。その気持ちがおっとりし過ぎている部分を踏まえて、先週蛯名ジョッキーに乗っていただきました。併せ馬でしっかりやって、そこで馬もピリッとしてくれました。あとは良い状態をしっかり保てるように、(ウッドチップコースで)単走で追い切りました。時計もイメージ通りでした。どちらかというと、新潟を意識して、終い重点の追い切りでした。しっかり反応していましたし、良かったです。」

(初の新潟コースについて)
「もちろん東京でも走っていますし、コース自体は似た感じがあります。あとは、前日なり前々日なりに輸送して、初めての厩舎に行くので、そういう一つのパッケージとしての新潟がどうかなというところはあります。しかし、フランスに行ったり、いろいろと経験しているので、しっかり対応してくれると思います。」

(鞍上の蛯名ジョッキーについて)
「乗れる時は乗っていただいているという感じで、デビューからずっと付き合ってもらっています。準オープンを勝った後も、この夏を見据える意味では、新潟記念が一番レースとしては合うのではないかとおっしゃっていました。間隔が開く中、馬の状態が良くて、洋芝もそれなりに頑張れると思ったので、函館記念を挟みました。そこで良い経験をして、新潟記念に向かえるというのは、結果としてプラスになるのではないでしょうか。巡りあわせもありますが、(蛯名騎手は)確かに心強いです。」

(前走と同じハンデ54キロについて)
「(ハンデが)増えるか、そのままかというところだと思っていました。増えなかったのは良かったと思いますが、増えないということは、相手も強いということだと思います。」

(今回のメンバーについて)
「歴戦の古馬といいますか、良いメンバーだと思います。しかし、相手はあまり考えずに、ステラウインドの競馬がしっかりできるようにやっていくだけです。」

(意気込み)
「デビュー前はいろいろありました。デビューしてからもコツコツとやって、ダービーに出られるかと思ったら、(青葉賞で)際どいところで3着となり出られませんでした。さらにフランスに行ったりと、いろいろこの馬には経験をさせてもらっています。しかし、まだちゃんと記録に残せるような成績を挙げられていません。重賞制覇というチャンスが巡ってきたので、我々のできることをして、何とか良い結果を残せたら良いと思います。」

(取材:米田元気)

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