３０日にアラブ首長国ドバイのメイダン競馬場で行われるドバイシーマクラシック（芝２４１０メートル）に出走するジェンティルドンナの今日の調教の状況と関係者のコメントは以下のとおり。

●ジェンディルドンナ

＜調教状況＞
井上泰平調教助手が騎乗して芝コースで追い切り（速いタイムの調教）を行った。

＜石坂正調教師のコメント＞
日増しに落ち着いており、輸送は問題なくクリアできたと思います。昨日に続き芝に出ましたが、今日の追い切りでは芝の深さや質を把握できました。ふっくらし過ぎていると心配になるくらい落ち着いています。休み明けですが、しっかり調教ができて予定どおりに来ていると思います。難しいことですが、この馬の競馬ができればいい結果が出ると思いますし、日本を代表してドバイに来たと思っていますので、いい競馬をしなくてはと思っています。『思いが届くように』と思いながらやっています。

＜岩田康誠騎手のコメント＞
調教は落ち着いて走っていたと思います。ドバイの環境に慣れて充実しているなと感じました。調教には乗っていませんが、昨年のジェンティルドンナの力を出せればすごく良いパフォーマンスを発揮できると思います。メイダン競馬場は初めてなので、これから馬場や相手の馬を研究したいと思いますし、いいパフォーマンスを引き出せるようベストを尽くしたいと思います。レースの時間帯は日本では深夜ですが、一人でも多くの方にジェンティルドンナをみてもらいたいと思いますし、日本にいい報告ができるようなレースをしますので、応援よろしくお願いします。

●トレイルブレイザー

＜調教状況＞
武豊騎手が騎乗して芝コースで追い切りを行った。

＜池江泰寿調教師のコメント＞
ジョッキーには７ハロンから単走追いで、ラストを強めで伸ばして欲しいと伝えました。動きもタイムも良く、メイダンの芝への適性もありそうです。先行して粘るのが一番の武器なので、そうした競馬ができればいいと思っています。芝コースでの変わり身を期待しています。応援をお願いします。

＜武豊騎手のコメント＞
しっかりと追えて動きも良かったです。芝コースだったので、走りやすくのびのびと走っていました。メンバーを見ると強力な逃げ馬がいないので、スタート次第ですが、先行したいと思っています。精一杯いいレースをしたいです。

（ＪＲＡ発表による）