10日(日)に小倉競馬場で行われる第50回小倉記念(GIII・芝2000m)に出走するサトノノブレス(牡4、栗東・池江泰寿厩舎)について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。
●サトノノブレスについて池江泰寿調教師
「天皇賞は逃げることも選択肢の一つでしたが、早めに他の馬に来られる厳しい展開で最後に力尽きましたね。自分のペースで行けていれば、もう少し粘れていたと思います。
秋のGI戦線を見据えると、現状ではちょっと賞金が足りないので、この辺りで賞金を加算したいと考えて天皇賞のあとはこのレースを選びました。間隔は開きましたが、ノーザンファームしがらきでじっくり乗り込んでいましたし、栗東に帰ってきてからもしっかり追い切りを消化できています。
今朝はウッドコースで3頭併せ馬、一番後ろから追走して直線で最内へ潜り込んで、ラスト1ハロンを強めに追うようにしました。1週前はワンペースというか、仕掛けてからちょっとモサモサしていましたが、今週は反応も良かったですね。
(2000mに関しては)もっと距離が長いほうが良いですが、今は2000mしか(重賞が)ないですからね。新潟記念も選択肢の中にありましたが、そうなると秋にしわ寄せが来てしまうので。この時季に使ってもう一度ノーザンファームしがらきに出して、フレッシュな状態で秋を迎えたいと考えたので、消去法で行くと(天皇賞の次が)小倉記念になった形です。
(ハンデ57キロに関しては)GIIを勝っていますし、このくらいは背負わされるだろうなとは思っていました。メンバーは強いですが、潜在能力はありますから十分チャンスがあると思っています。トビが大きい馬で、あまり馬場が渋るとプラスにはならないので、できればパンパンの良馬場でやらせてあげたいですね。
綺麗で格好良い馬なので、ぜひパドックでも見て頂きたいですね。秋には何とかGI戦線に乗り込みたいと思っているので、しっかりここは結果を出したいと思います」
(取材:大関隼)