東京１０Ｒの緑風ステークス（４歳以上１６００万下・芝２４００ｍ）は、２番人気ビービートレイター（田辺裕信騎手）が勝利した。勝ちタイムは２分２７秒６。アタマ差の２着に８番人気スーサングレートが、クビ差の３着に３番人気アウォーディーがそれぞれ入線。

ビービートレイターは栗東・吉村圭司厩舎の４歳牡馬で、父チーフベアハート、母カタズオノンデ（母の父サンデーウェル）。通算成績は８戦５勝となった。

レース後のコメント
１着　ビービートレイター　田辺裕信騎手
「逃げ馬の後ろで牽制しあうという想定で調教師と相談して、ある程度の位置をとることにしました。思ったほど逃げ馬がペースを上げず、ヨーイドンの展開になって、この馬には分が悪かったのですが、進路があって伸びてくれました。もう少し速い流れの方が向いていると思うのですが、よくがんばってくれました」

２着　スーサングレート　横山和生騎手
「最初から離さずに、馬のリズムで走ることを考えました。中山だと早い段階で後ろに仕掛けられてしまうので、広い東京コースの方が向いています。今日はこの馬のよさを出せただけに悔しいです」

３着　アウォーディー　横山典弘騎手
「レースに関しては１頭になるとフワッとしてしまう面があり、馬の間に入れるとがんばってくれるので、現状はこういったレースが向いています。馬体の芯がまだ入らず、完成されていないので、成長してくれば外から追い込むレースもできると思います。奥手の血統で成長の余地を残しています」

４着　ステラウインド　北村宏司騎手
「コーナーリングもうまくできましたし、坂下で完全に並ぶところまでいきましたが、そこから遅れをとってしまいました。デキはいいと感じていましたが......」

５着　レコンダイト　蛯名正義騎手
「流れに乗れましたし、普段であればそこから突き抜けるイメージなのですが、反応がいまひとつでした。前回よりはいくらかよくなっていますが、体がまだ硬いです」

６着　アップルジャック　江田照男騎手
「最後は差し返しましたし、よくがんばっています。やる気があります。馬体も大きいですし、斤量を苦にしないタイプかもしれません」

７着　シャドウパーティー　戸崎圭太騎手
「落ち着いて走りすぎました。敗因は距離というわけではないと思います。何かがかみ合わずに負けてしまっています」