20日（日）中山競馬場で行われる皐月賞（GI）に出走予定のイスラボニータ（牡３　美浦・栗田博憲厩舎）について、追い切り後の関係者のコメントは以下の通り。

●イスラボニータについて栗田博憲調教師

「（今朝の最終追い切りについて）先週の段階で息は作ってあるので、微調整程度で気持ちよく走らせました。いい調教を消化できたと思います。動きそのものは文句なしです。

前走の共同通信杯では、それほど掛かることもなく、上手く折り合いもつきました。鞍上がゴーサインを出したときに瞬時に反応できたのは収穫でした。その後は3週間ほど放牧先で調整し、厩舎に戻ってきました。見た目以上に幅が出てきて、首差しなどが逞しくなってきましたね。前走から皐月賞へ直行というのは予定通りです。

（今回、初めての右回りになるが）調教では右回り左回り関係なくスムーズですから、大丈夫だと思っています。（多くの有力馬と初対戦となることについて）却っていいかもしれません。白紙の状態で競馬ができますしね。馬場は、良馬場に越したことはありませんが、バランスのいい走りをする馬ですから、稍重ぐらいならこなしてくれるのではと思います。ゴーサインに瞬時に反応してくれるところがこの馬のいいところ。この馬のレースをさせられれば。現状の力でどこまで通用するかを楽しみにしています」

（取材：小塚歩）