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 今月30日(日)中京競馬場で行われる第44回高松宮記念(GI)に登録をしているサンカルロ(牡8 美浦・大久保洋吉厩舎)について、追い切り後の大久保洋吉調教師と吉田豊騎手のコメントは以下の通り。

大久保洋吉調教師
(前走の阪急杯2着を振り返って)
「直線で前が詰まって、今日はダメかなと思ったのですが、うまく内が空いてあそこまで来ました。もう少し早く外に出せれば、もう少し詰められたかなという感じはしました。前走は調教過程で雪が降ったりして、順調にいかず、少し重いかなと思ったら案の定輸送して増えていました。あれを使ってステップとしては逆に良かったかなという感じではいます。」

(今日の調教について)
「前走の後も順調にメニューを消化して、先週にはやや仕上げたいなと思って、追い切りをやりました。今週は調整程度で良いかなと思い、後ろから行って、相手に合わせる感じで馬なりでした。それでも(1ハロン)12秒フラットで来ましたので、状態はすごく良いと思います。」

(今回のレースについて)
「夏場は弱い馬ですが、特に寒い時は逆に元気が良くて、平均的に成績が良いです。ちょうど良いステップレースもあります。1200mは勝っていませんが、GIで2着は3回ありますので、下手ではないと思っています。4歳の時に高松宮記念を使った時もどうかなと思ったのですが4着に来たので、これはまたチャレンジしようと思いました。その後は2着が2回でした。去年は出遅れてしまい、さすがに差し馬には大変でペースも遅かったです。普通に競馬をすれば、上位に来た時ぐらいの競馬は間違いなくできると思います。私も調教師としてあと1年もありませんが、サンカルロは夏場に弱く毎年4ヶ月ぐらい使っていませんので、2歳ぐらいは若いと思ってやっています。馬も実際そういう雰囲気を持っています。皆さんに、5年連続出走はなかなかできないとよく言われますが、5年の中で一番良い成績を残していきたいと思っています。」


吉田豊騎手
(前走について)
「状態としては多少太め残りかなという感じだったのですが、最後はうまく伸びてきてくれたので、阪神の1400mは相性が良いのだなと思いました。寒い時期は馬が良い感じになってくれますし、調教も競馬も乗っていて、衰えたという部分はあまり感じません。」

(今日の調教について)
「元々、調教は動く馬です。先週もけっこうやりましたし、(今日も)同じ馬を後ろから良い感じで追いかけて、仕掛ける程度ですぐ追いついてくれました。状態は良い感じだと思います。」

(今回のレースについて)
「スタートの上手な馬ではないので、1400mよりももっと追走がきついと思います。終いが生きる展開になってくれれば、間違いなく伸びてくれる馬なので、展開の助けがあればと思います。(メンバーについては)スピードのある馬や、まだ戦ったことのない馬がいますが、自分のリズムで伸びてきて、あとは前がどうかという感じの馬なので気にしていません。もう8歳で、GIに臨めるのもあと何回かだと思いますし、この時期で馬の良い状態で臨めるのは最後に近いでしょうから、何とか勝たせてあげたいと思っています。一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします。」

(取材:米田元気)

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