3月6日(木)「エンプレス杯(川崎)はワイルドフラッパーが大差勝ちで重賞初制覇」ほか [全国競馬情報]
2014/03/06(木) 18:16
●●エンプレス杯(交流GII・川崎)はワイルドフラッパーが大差勝ちで重賞初制覇●●

 5日(水)、川崎競馬場(雨・不良)ではダートグレード競走、第60回エンプレス杯(JpnII・ダート2100m)が行われ、JRA所属の1番人気ワイルドフラッパーが2着以下に大差をつける圧勝で重賞初制覇を飾った。
 好スタートを切ったワイルドフラッパーはエミーズパラダイスを行かせて2番手追走。ママキジャ、アクティビューティ、サンビスタ、ハクシュウベリー、クラーベセクレタ、アムールポエジーの並びで1周目スタンド前を通過。2周目向正面でワイルドフラッパーが早くも先頭に立ち後続を引き離す。アクティビューティ、サンビスタが追ったものの差は広がる一方、2着に2秒2の大差をつけてゴールを駆け抜けた。
 勝ちタイム2分12秒1はエンプレス杯がダート2100mとなった1998年以降のレースレコード。大差勝ちは1995年ホクトベガ以来。 
 接戦となった2着争いは、3番人気アクティビューティが2番人気サンビスタの追い上げをハナ差凌いで2着、サンビスタ3着。上位3着までをJRA勢が占め、これが引退レースとなったクラーベセクレタ(船橋)は4着だった。
 ワイルドフラッパーは父Ghostzapper、母スモークンフローリック(母の父Smoke Glacken)の牝5歳黒鹿毛馬、JRA栗東・松田国英厩舎の管理馬。前走のTCK女王盃で初めて重賞に挑戦し、メーデイアの2着だった。通算15戦6勝(うち地方2戦1勝)、重賞は2回目の挑戦で初制覇。クリスチャン・デムーロ騎手、松田国英調教師ともにエンプレス杯初勝利。

~レース後の関係者のコメント~

1着 ワイルドフラッパー(C・デムーロ騎手)
「簡単に勝てたという感じで、馬に乗っていただけでした。この馬が強いことは分かっていました。前に行っても良いし、行く馬がいればそれを行かせて2番手で落ち着こうと思っていました。その作戦がうまく行きました。強い内容です。最後の直線で場内のビジョンを見て、簡単に勝てると思いました。最後は手綱の動きを止めているような感じでした。地方競馬ではGIを勝てる器だと思います。私自身にとっては、日本では南関東からキャリアを始めているので、今日は帰ってきたという印象で懐かしく思います。」

(松田国英調教師)
「以前に上がり34秒7で来たことがあるぐらいですから、能力の高い馬です。その能力をどう引き出すかを、日々栗東トレーニングセンターで試行錯誤しています。ワイルドフラッパーの調整でやってきたことを、ドバイに行くベルシャザールやチューリップ賞に出走するマラムデールなどにつながれば良いと思います。今日は早め早めの仕掛けで、上がりの速い競馬をしてほしいとジョッキーにはお願いしました。その通りに勝てました。この馬は底知れない心肺機能とエンジンを積んでいます。今後また交流重賞に参加したいです。今後は、明日栗東トレーニングセンターに戻して、グリーンウッドに放牧に出します。その後は、様子を見ながら考えたいと思います。ダートの競馬は、何回使っても馬が壊れないですし、たくさんのレースに出して期待に応えたいです。」

2着 アクティビューティ(吉田隼人騎手)
「ワイルドフラッパーが早めに動いたので、ついて行こうと思いましたが、スピードが違いました。追いかけた分、終いが甘くなりました。しかし、勝ちに行くためには、あそこで動くしかありませんでした。相手は強かったですが、この馬も力を付けていますし、今回の2着は大きいです。渋太く頑張ってくれました。今日は馬場が軽かったので、時計のかかる馬場の方が合っていると思います。」

3着 サンビスタ(D・バルジュー騎手)
「ゲートはとび上がる形で切りました。C・デムーロ騎手の馬に離されないようにポジションを上げながら進めました。砂を被って嫌がるところもありましたが、最後までしっかり頑張ってくれました。」

8着 ビタースウィート(佐藤博紀騎手)
「もっとやれると思いましたが、少し距離が長いかもしれません。」

(取材:米田元気)

●●六甲盃(園田)はハルイチバンが逃げ切って重賞初制覇●●

・園田競馬場(晴・やや重)では、日刊スポーツ賞第51回六甲盃(第10レース・2400m)が地元・兵庫から7頭、笠松から2頭、金沢から1頭の計10頭で争われた。
 レースは、地元・兵庫のハルイチバンが逃げ、2番手がホクセツサンデー、3番手にエイシンナナツボシが続き、その後ろにドリームマジシャンとエリモアラルマが順位を入れ替えながら続いた。
 結局、前の争いは順位が変わらず、最後の直線でハルイチバン(永島太郎騎手)が4馬身突き放し快勝。重賞初制覇を飾った。5番人気だった。勝ちタイムは2分43秒1。2着に1番人気ホクセツサンデーで、前に行った2頭の決着となった。さらに1馬身差で3番人気ニシノイーグルが後方から追い上げて3着に入った。
 ハルイチバンは父スタチューオブリバティ、母ジーエスレインボー(母の父トーヨーレインボー)の牡4歳黒鹿毛馬、兵庫・平松徳彦厩舎の管理馬。重賞は4度目の挑戦で初制覇。永島太郎騎手とは初コンビだった。通算成績は21戦7勝となった。

●●南郷家全騎手(高知)、地方競馬通算600勝達成●●

 3月1日(土)の高知競馬第10レースで南郷家全騎手(高知・打越勇児厩舎)が優勝、地方競馬通算600勝を達成した。
1月19日から3月9日までの予定で、高知競馬で期間限定騎乗をしている南郷家全騎手が当地で地方競馬通算600勝を達成した。
 レースは3月1日の高知競馬第10競走「唐人駄場の巨石群特別」ダート1400mの8頭立て。3番人気レオアクトレス号に騎乗していた南郷騎手は先行策から直線早め先頭、そこから後続の追撃を凌いでアタマ差で1着。これが地方競馬通算600勝となった。

~南郷騎手のコメント~
「時間はかかりましたけどなんとか600勝することができました。岩手ではなく高知での達成でしたが、いい馬に乗せてくれた馬主さん、打越先生にとても感謝しています。そして、応援してくれたファンの皆様にもありがとうと言いたいです」

 また、南郷騎手は翌2日にも1勝を挙げ高知での勝利数を「5」としている。

(岩手競馬公式ホームページによる)

●●2013年度岩手競馬年度代表馬はドリームクラフト号に決定●●

 3月3日、「2013年度岩手競馬年度代表馬等選考委員会(委員長:IBC岩手放送 加藤久智氏)」が盛岡市の「プラザおでって」で開かれ、3歳最優秀馬などの部門別表彰馬と年度代表馬などが決定した。
 栄えある年度代表馬には「第14回トウケイニセイ記念」をはじめ重賞4勝など年間を通じて活躍し、4歳以上最優秀馬に選出されたドリームクラフト号(平澤芳三厩舎)が選ばれた。
 また馬事文化賞には、平成23年の東日本大震災以降の岩手競馬の復興に向けた姿も描かれた「馬酔い放浪記(書籍)」の著者・井上オークス氏が選ばれた。

 各部門選考結果は以下の通り。

・年度代表馬および4歳以上最優秀馬/ドリームクラフト
父 アグネスデジタル
母 マイネスプレンダー(母父サンデーサイレンス)
2006年4月23日生 栗毛・牡8歳
生産/新冠・ビッグレッドファーム
馬主/松田敬一 調教師/平澤芳三

2013年度主な優勝レース
岩鷲賞(水沢ダ1400m)
栗駒賞(水沢ダ1400m)
白嶺賞(水沢ダ1600m)
トウケイニセイ記念(水沢ダ1600m)

・2歳最優秀馬/ライズライン
父 スクリーンヒーロー
母 イージーラヴァー(母父Alwasmi)
2011年4月23日生 鹿毛・牡3歳
生産/新冠・土井牧場
馬主/大久保和夫 調教師/千葉幸喜

2013年度主な優勝レース
若駒賞(盛岡ダ1600m)
南部駒賞(水沢ダ1600m)

・3歳優秀馬・最優秀ターフホース/ハカタドンタク
父 フレンチデピュティ
母 トリックアート(母父ダンスインザダーク)
2010年3月7日生 栗毛・牡4歳
生産/新ひだか・伊藤敏明
馬主/小林祥晃 調教師/板垣吉則

2013年度主な優勝レース
やまびこ賞(盛岡ダ1800m)
はまなす賞(盛岡芝1600m)
オパールカップ(盛岡芝1700m)

・最優秀牝馬/コウギョウデジタル
父 アグネスデジタル
母 イエスドラゴン(母父ダンスインザダーク)
2010年3月29日生 栗毛・牝4歳
生産/日高・下河辺牧場
馬主/菊地捷士 調教師/菅原右吉

2013年度主な優勝レース
ウイナーカップ(水沢ダ1400m)
ひまわり賞(盛岡ダ2000m)
不来方賞(盛岡ダ2000m)

※年齢はいずれも受賞時点、所属厩舎は岩手在籍時。

・馬事文化賞
井上オークス氏
 佐賀県佐賀市生まれ。競馬ライターとして、地方競馬を中心に競馬専門誌などへのコラムの執筆活動を行っている。平成25年度に発行され、自身にとって2作目となった「馬酔い放浪記」には、平成23年の東日本大震災以降の岩手競馬の復興に向けた姿なども描かれている。

 なお、今回選ばれた受賞関係者等の表彰は、4月2日(水)に開催予定の『2013 IWATE KEIBA AWARDS』において行われる。

(岩手競馬公式ホームページによる)

●●ラブミーチャン北海道へ向け出発●●

 先月28日に登録を抹消し、引退をしたラブミーチャンが北海道静内の谷岡牧場で繁殖生活を送るため、6日(木)に慣れ親しんだ笠松競馬場の柳江厩舎を出発した。

(笠松競馬公式ホームページによる)

●●山田祥雄騎手(名古屋)、地方競馬通算300勝達成●●

 名古屋けいば所属の山田祥雄騎手は、3月5日(水)名古屋競馬場で開催された第26回名古屋けいば「スプリングカップ(SPII)シリーズ」2日目、第1レースに勝利し、地方競馬通算勝利300勝を達成した。

山田祥雄 騎手プロフィール
生年月日:1985年(昭和60年)1月18日(29歳)
血液型 :AB型
出 身:島根県江津市
所属厩舎:今津勝之厩舎
戦歴 初騎乗:2002年(平成14年)10月13日
福山2R ヤマソウゴールド号 8着
初勝利:2002年(平成14年)11月17日
福山2R ベアーウッズ号 初騎乗から22戦目
100勝:2010年(平成22年)1月2日
福山6R オブリジューン号 初騎乗から1599戦目

(名古屋けいば公式ホームページによる)

●●なでしこチャレンジカップ(佐賀)は地元・岩永千明騎手が優勝●●

 国内の女性騎手が集結して、2戦を競うなでしこチャレンジカップが2日(日)に佐賀競馬場で行われた。
 4人の女性騎手が参加した中、総合優勝を果たしたのは、第1戦で1着、第2戦で5着の計29ポイントを獲得した地元・佐賀の岩永千明騎手だった。2位にも佐賀の小山紗知伽騎手、3位は高知の別府真衣騎手となった。

各騎手の成績
岩永千明  第1戦1着20ポイント 第2戦5着9ポイント 通算29ポイント 1位
小山紗知伽 第1戦2着15ポイント 第2戦9着2ポイント 通算17ポイント 2位
別府真衣  第1戦8着3ポイント 第2戦3着13ポイント 通算16ポイント 3位
下村瑠衣  第1戦7着4ポイント 第2戦4着11ポイント 通算15ポイント 4位

ポイント計算は2戦とも、
1着20ポイント、2着15ポイント、3着13ポイント、4着11ポイント、5着9ポイント、6着5ポイント、7着4ポイント、8着3ポイント、9着2ポイント、10着1ポイント。

●●各地の主な交流戦・3歳戦の結果●●

・4日(火)に川崎競馬場で行われたJRA交流・アクアマリンスター賞(2000m・12頭)は、1番人気川崎のレオニダス(張田京騎手)が中団の追走から徐々にポジションを上げ、2周目の4コーナーでは先頭に立ち、後続をアタマ差振り切った。勝ちタイムは2分08秒5。レオニダスはステイゴールド産駒。通算成績を13戦6勝とした。

・5日(水)に川崎競馬場で行われたJRA交流・川崎ヴィーナスシリーズ19・アクアマリンフラワー賞(1500m・牝馬限定14頭)は、4番人気川崎のノニサクハナ(山崎誠士騎手)が2番手から3コーナーで先頭に並びかけ、最後は1/2馬身差振り切った。勝ちタイムは1分34秒9。フサイチリシャールの産駒ノニサクハナは、通算成績を9戦2勝とした。

・5日(水)に名古屋競馬場で行われたJRA交流・名古屋CCジュノ賞(1900m・10頭)は、4~5番手を追走していた2番人気JRAのディープルマン(岡部誠騎手)が1馬身半差で差し切って勝利。勝ちタイムは2分06秒6。ディープルマンは父ダンスインザダーク。通算成績を14戦3勝とした。

・5日(水)に園田競馬場で行われた3歳馬によるJRA交流・広峰山特別(1400m・12頭)は、3番人気JRAのキーストライプ(藤岡康太騎手)が中団から抜け出し、初勝利を挙げた。勝ちタイムは1分30秒6。フサイチコンコルド産駒のキーストライプは、通算成績が3戦1勝となった。

・6日(木)に川崎競馬場で行われた3歳馬限定のJRA交流・マーチフラワー賞(1500m・13頭)は、3番人気浦和のノブペイジが2番手追走から3コーナーで先頭に並びかけ、ゴール前では4馬身差の快勝。勝ちタイムは1分33秒3。父がマヤノトップガンのノブペイジは、通算成績を8戦2勝とした。

(担当:米田元気)