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5日(水)、川崎競馬場(雨 不良)では牝馬限定のダートグレード競走・第60回エンプレス杯(JpnII ダート2100m)が行われ、JRA所属の1番人気ワイルドフラッパーが2着以下に大差をつける圧勝で初重賞制覇を飾った。関係者のコメントは以下の通り。

1着 ワイルドフラッパー(C・デムーロ騎手)
「簡単に勝てたという感じで、馬に乗っていただけでした。この馬が強いことは分かっていました。前に行っても良いし、行く馬がいればそれを行かせて2番手で落ち着こうと思っていました。その作戦がうまく行きました。強い内容です。最後の直線で場内のビジョンを見て、簡単に勝てると思いました。最後は手綱の動きを止めているような感じでした。地方競馬ではGIを勝てる器だと思います。私自身にとっては、日本では南関東からキャリアを始めているので、今日は帰ってきたという印象で懐かしく思います。」

(松田国英調教師)
「以前に上がり34秒7で来たことがあるぐらいですから、能力の高い馬です。その能力をどう引き出すかを、日々栗東トレーニングセンターで試行錯誤しています。ワイルドフラッパーの調整でやってきたことを、ドバイに行くベルシャザールやチューリップ賞に出走するマラムデールなどにつながれば良いと思います。今日は早め早めの仕掛けで、上がりの速い競馬をしてほしいとジョッキーにはお願いしました。その通りに勝てました。この馬は底知れない心肺機能とエンジンを積んでいます。今後また交流重賞に参加したいです。今後は、明日栗東トレーニングセンターに戻して、グリーンウッドに放牧に出します。その後は、様子を見ながら考えたいと思います。ダートの競馬は、何回使っても馬が壊れないですし、たくさんのレースに出して期待に応えたいです。」

2着 アクティビューティ(吉田隼人騎手)
「ワイルドフラッパーが早めに動いたので、ついて行こうと思いましたが、スピードが違いました。追いかけた分、終いが甘くなりました。しかし、勝ちに行くためには、あそこで動くしかありませんでした。相手は強かったですが、この馬も力を付けていますし、今回の2着は大きいです。渋太く頑張ってくれました。今日は馬場が軽かったので、時計のかかる馬場の方が合っていると思います。」

3着 サンビスタ(D・バルジュー騎手)
「ゲートはとび上がる形で切りました。C・デムーロ騎手の馬に離されないようにポジションを上げながら進めました。砂を被って嫌がるところもありましたが、最後までしっかり頑張ってくれました。」

8着 ビタースウィート(佐藤博紀騎手)
「もっとやれると思いましたが、少し距離が長いかもしれません。」

(取材:米田元気)

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