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7月10日(日)に小倉競馬場で行われる第27回プロキオンステークス(GIII)に出走を予定しているサンライズウルス(牡4、栗東・安田翔伍厩舎)について、追い切り後の安田翔伍調教師のコメントは以下の通り。

「前走の立夏ステークスは、それまで経験してきたことを少しずつレースで出せるようになってきたという印象です。レースに行って、積み重ねてきた経験を発揮できるようになってきました。一走一走の疲労が軽減してきたことで、濃いトレーニングもできますし、目標を定めやすくなってきています。体質の変化は成長を伺えますね。

前走が終わって吉澤ステーブルで疲労回復に努めてもらい、そのコンディションを見て、プロキオンステークスを目指すためにまたトレーニングを開始しました。

先週の金曜日が、実質最後のハードなトレーニングでした。ジョッキー(横山典弘騎手)にもこの馬の走りと課題の感触をしっかりつかんでもらう追い切りだったのですが、イメージと一致して理解してもらえたとのことでした。
きょうは輸送も考慮して、コンディションの確認という追い切りでした。横山典弘騎手は、ペースも負荷も先週と違うが、軽いペースの中でも先週より走りのバランスは良くなっていると言っていました。
(レースで初騎乗となることについて)横山和生騎手が結果を出してくれていて、父親としては結果を出さないわけにはいかないシチュエーションになっていると思いますので、どういう結果になるか楽しみにしています。

まだ筋力が発達途上というところがあって、走りのバランスを見ても東京のワンターンが理想的でレースを選んでいたのですが、より精度を上げるためにも、小倉の右回り、1700m、この時期の速いダート、コーナー4つと、課題が多い中で、そこをリズムを崩さず走るという経験をすることが今後別の舞台での精度も上がるかということで挑戦することにしました。いい経験になってほしいと思います。
昇級戦で、重賞挑戦という中で、克服しなければいけない課題が多い条件なので、ここで結果が伴わなくても能力に対して悲観することは無いのですが、今後ダートというカテゴリーで上の馬とやっていくためにはいい経験になってほしいですし、結果が伴えばと思っています。

サンライズウルスに将来性は感じています。その中で、現状、将来描いている走りをお見せするためには今回の小倉の厳しい条件というのは必要になってくる経験だと思いますので、その中でどれだけの走りをできるか、あたたかく見守っていただければと思います」

(取材:三浦拓実)

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