【帝王賞】(大井)メイショウハリオが追い比べを制して戴冠 [News]
2022/06/29(水) 20:42
29日(水)、晴・良馬場の大井競馬場で行われた上半期のダート界を締め括る大一番、第45回帝王賞(JpnI・2000m・出走9頭)は、先団を見ながら運んだ5番人気のメイショウハリオが直線広がった追い比べを制し、初のビッグタイトル獲得を果たした。勝ちタイムは2分03秒3。

直線内に進路を取って伸びた3番人気チュウワウィザード(JRA)がクビ差で2着、さらに1馬身1/2差の3着に2番人気のオメガパフューム(JRA)が続き、1番人気のテーオーケインズは3着から4馬身離れた4着だった。5着クリンチャーまでJRA勢が占めて、地方馬はノンコノユメ(大井)の6着が最高だった。

勝ったメイショウハリオは父パイロ、母メイショウオウヒ(その父マンハッタンカフェ)という血統の5歳牡馬で通算成績は17戦7勝(うち地方1戦1勝)。重賞は昨年のみやこステークス、今年のマーチステークスに続いて3勝目。騎乗した浜中俊騎手は帝王賞初制覇、管理するJRA栗東・岡田稲男調教師は2003年の開業から20年目で中央・地方通じて初のJpnI(GI)制覇となった。

<レース後の関係者のコメント>
1着 メイショウハリオ(浜中俊騎手)
「気持ち良かったです。ありがとうございます。テーオーケインズの後ろで競馬をしようと思っていたので、思いのほか道中は理想通りの展開で、直線に向くまでは自分の中で一番理想的なプランで来ていたので、最後は頑張ってくれという感じで追っていました。展開としては大方こうなるか、テーオーケインズが先に行くかだろうと思っていましたが、この馬にとっては思った通りのポジションだったと思います。しっかり追ってから伸びてくれる馬ですし、真っ先に先頭に立ってしまったのですが、内から外から馬が迫ってきても、歯を食いしばってしのいでくれました。馬に感謝したいですね。今日のメンバー相手に勝てた、というのは本当に大きな自信になったので、次のレースにも期待したいです」

1着 メイショウハリオ(岡田稲男調教師)
「これだけの大きなレースを初めての挑戦で勝てて喜んでいます。良い展開で、前に行く馬がいて、その後につけられました。ジョッキーもそれを狙っていましたし、とても良いレースでした。浜中騎手は馬の癖をよく知っているので、その時その時の状況に対応できるようにしてほしいと話をしました。馬はいつもと変わらず元気で、ヤンチャなところを見せる装鞍所でした。今後はオーナーと相談したいと思います。このメンバーでこのレースを勝てて、馬の自信にもつながります。これからも大きいレースで良いパフォーマンスを見せてくれたら良いですね」

2着 チュウワウィザード(川田将雅騎手)
「ドバイ帰りできつい中でも、しっかりと自分の能力を出しています。2着でしたが、とても良い内容で頑張ってくれました」

3着 オメガパフューム(ミルコ・デムーロ騎手)
「競馬は上手くいったと思いました。スタートはいつもより速く出ましたし、展開も速く、内容は完璧でした。チャンスがあると思って、川田騎手の馬(チュウワウィザード)を見ながら進めました。直線では手前を替えて伸びてくれましたが、メイショウハリオがさらに伸びて、馬の気持ちがなくなり、最後はファイトしてくれませんでした」

4着 テーオーケインズ(松山弘平騎手)
「支持をして頂いたのですが、結果を出せずに申し訳ありませんでした。枠は良かったですし、良い形で流れに乗ったのですが...」

5着 クリンチャー(森泰斗騎手)
「3番手からプレッシャーをかけられ、先行勢には苦しい競馬になってしまいました。チャンスを頂いたのに残念です。申し訳ありません」

9着 オーヴェルニュ(福永祐一騎手)
「思ったより他の馬に絡まれてしまいました。ペースを落とそうとしたら、外から来られる形になり、息を入れたいところで入れられませんでした。先行勢にはきつい流れになりました」

(取材:米田元気)