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7月3日(日)に福島競馬場で行われるラジオNIKKEI賞に出走を予定しているベジャール(牡3歳、美浦・田中博康厩舎)について田中博康調教師のコメントは以下の通り。

「前走の毎日杯はいつものことながら出負けして、二の脚でリカバリーすることが出来ました。しかし、途中から絡まれて厳しい展開になりました。それでも根性を見せてしっかりと走ってくれました。そのあとは日本ダービーに出走することは出来ないと思い、中京の白百合ステークスも考えましたが体調が整わず、無理をせず早めに目標をこちらに切り替えました。

今朝の追い切りはもう中身が整っていたので終いの反応を確かめる程度でした。リズムがとてもいい追い切りでした。中山は経験していますが小回りコースの福島は初めてです。大型馬で向いているかと言われたら何とも言えないところですが、機動力があり、これまで初めて走るコースでもしっかり走っているので心配はしていません。

大型馬でこれだけスピードが出る馬もあまりいないと思います。まだ体質も弱いのですが、それでこれだけのパフォーマンスを見せるのですからポテンシャルは高い馬です。暑くなって馬にとっては不快な環境になってきましたが、厩舎でも元気でたくましさを見せています。ハンデの56キロは見込まれたと思っていますが、大きい馬ですから苦にせず走ってくれるでしょう。

私の厩舎はまだ重賞を勝っていませんが、今回はチャンスがあると思っています」

(取材:小林雅巳)

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