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東京11Rの第27回ユニコーンステークス(3歳GIII・ダート1600m)は7番人気ペイシャエス(菅原明良騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分35秒2(良)。クビ差の2着に9番人気セキフウ、さらにクビ差の3着に8番人気バトルクライが入った。

ペイシャエスは美浦・小西一男厩舎の3歳牡馬で、父エスポワールシチー、母リサプシュケ(母の父ワイルドラッシュ)。通算成績は7戦3勝。

レース後のコメント

1着 ペイシャエス(菅原明良騎手)
「スタミナ豊富で心臓の良い馬という印象がありました。よく頑張ってくれました。これまでは逃げるか番手での競馬をしていましたが、少し1600mは忙しいと思っていたので溜める競馬を心掛けて乗りました。狙い通りの位置で競馬ができましたし、手応えも本当に良かったです。あとは進路を見つけるだけでした。重賞を勝たせてもらいましたし、今後大きいところを目指して馬と一緒に成長できたらと思います」

(小西一男調教師)
「馬込みでよく我慢してくれて、強い馬ばかりのここでよく勝ってくれました。前回も結構なペースで行った中でよく我慢していましたし、そこは父親譲りなのかもしれません。今後は様子を見て、元気ならジャパンダートダービーを考えたいと思います。折り合いはつきますし、距離が延びた方が競馬はしやすいでしょうから2000mを試してもいいかなと思います」

2着 セキフウ(M.デムーロ騎手)
「悔しいです。砂を被って気持ちが盛り上がっていました。馬は真面目で一生懸命なので、もう一段ギアが上がってずっと伸びていました。直線でも狭い所に行っても伸びてくれました。あと少しでした」

3着 バトルクライ(戸崎圭太騎手)
「前回1600mを一回使ったことで上手に走ってくれました。直線でも前走より伸びていました。もう少しスムーズだったら良かったです」

5着 タイセイディバイン(松若風馬騎手)
「競馬自体は上手なので自然体な感じで行きました。並びも良くて流れにも乗れました。しっかり走り切ってくれています。初ダートでしっかり見せ場を作ってくれましたし、今後に向けて幅が広がったと思います。ペースが速かった分最後は甘くなってしまいました」

6着 リメイク(福永祐一騎手)
「だいたいイメージ通りのポジションで良い形で運べました。調教と競馬で教えてきたことを実践できました。あと100mで失速してしまいました。距離的に少し限界があるかなと思います。1400mまで守備範囲だと思いますが、良いスピードと切れを持っています」

8着 ハセドン(横山典弘騎手)
「前走であのパフォーマンスをしたので、動きすぎた部分があって今回はその時とは違っていました。悲観する内容ではありませんし、若い馬でこれから先さらに良くなると思います」

9着 コンバスチョン(田辺裕信騎手)
「砂を被ったからというわけではありません。この流れだとあまり追走に余裕がなく、脚を溜められませんでした」

10着 ジュタロウ(武豊騎手)
「揉まれない競馬は出来ました。しかしペースが速かったので、外を回る形で苦しくなりました。色々課題がありますね」

13着 インダストリア(D.レーン騎手)
「ゲートを開けた瞬間に跳びあがって出遅れてしまいました。向正面では良いリズムで手応えも良かったです。しかし3、4コーナーでアクションが崩れてしまいました。熱中症だったみたいです」

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