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15日(水)、川崎競馬場(曇 稍重)で行われたダートグレード競走、第58回関東オークス(JpnII)は、JRAの4番人気グランブリッジが勝利。2番手を追走し、直線で逃げるラブパイローをとらえて抜け出した。勝ちタイム2分16秒3、勝利騎手は福永祐一。

逃げ粘った5番人気ラブパイロー(JRA)が2着、南関東牝馬三冠を目指した1番人気スピーディキック(浦和)は3番手から前を追ったものの3着だった。

グランブリッジは父シニスターミニスター、母ディレットリーチェ(母の父ダイワメジャー)。JRA栗東・新谷功一調教師の管理馬。通算成績6戦3勝、重賞は初挑戦で初制覇となった。

レース後の関係者のコメント

1着 グランブリッジ(福永祐一騎手)
「初めての騎乗でしたが、非常によくしつけられていて賢い馬でした。今日乗ってのコンディションも良くて、いい勝負が出来ると思っていました。ペースはあまり速くならないだろうと思っていましたが、ラブパイローが途中から来た時に、1番(スピーディキック)が好スタートを切っていましたし、あの馬に2番手を取られないような形で、自分が2番手を取れたのが勝因ではないかなと思います。コーナーがきつくて馬自身は非常に走りづらそうでしたが、それでも頑張って逃げ馬に食らいついてくれて、直線に向けば逃げ馬をかわしてくれるだろうと思いながら3・4コーナーを回っていました。
まだ調教でも成長しきれていないと感じるところがありながら今日のパフォーマンスを見せてくれましたし、これからの馬だと思います。初のナイターでいつもよりナーバスな面があっても素晴らしい走りをしてくれて、精神力のあるタフな牝馬です。地方のダートをこなしたのも大きな経験になりました。今日は多くのファンの皆様がいる中で大きいタイトルを獲れて、騎手としてのやりがいを感じることができました」

2着 ラブパイロー(山崎誠士騎手)
「あそこまで行ったら勝ちたかったです。4コーナーを回る時には一瞬おっと思ったのですが、並ばれてからの脚が違っていました。ペースは平均くらいで行けて、上手く運べました」

3着 スピーディキック(御神本訓史騎手)
「枠も良かったですし、流れも完璧でした。相手が強かったです。この馬も伸びていましたが、弾け方が違いました。よく走ってくれましたし、悔いはないです」

5着 ドライゼ(ダミアン・レーン騎手)
「まだ2回しか競馬を経験していなかったですし、小回りのコースも初めてでしたからね。これから競馬を覚えてくれば、間違いなく成長してくると思います」

7着 リッキーマジック(クリストフ・ルメール騎手)
「勝った馬の後ろで良いペースで運べましたが、向正面でペースアップした時に忙しくなって、加速することが出来ませんでした。この距離はちょっと長いですね。1600mや1700mならいけると思います」

(取材:大関隼)

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