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3日(日)に東京競馬場で行われる安田記念(GI)に出走を予定しているシュネルマイスター(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎)について、手塚貴久調教師のコメントは以下の通り。

(ドバイ遠征からここまでの調整は?)
「ドバイでは残念な結果になってしまって、実力通りとはいきませんでした。その反省も踏まえて、帰国してからは牧場に戻してリセットし直してきたという2カ月間でした。幸いドバイのレースは走り切っていないという感じで、疲れはそれほど無かったので、牧場に戻ってからの立ち上げもすぐに出来ましたし、帰厩してからも順調にきています」

(リセットというのは?)
「もともと少し左側の後ろ脚に弱いところが慢性的にあって、そこはケアしながらやってきましたが、なかなかドバイではそれが良くなりきらなかったということがありました。その点については、今回しっかりケアしながら、やっていかないといけないなという反省は持っています」

(先週と今週の調教については)
「先週はルメール騎手に乗ってもらいました。本人もGIに関しては感触を確かめておきたいという希望もあって乗ってもらいました。最初の出が、この子特有の硬さがあったものですから、そういう点は気になったようですが、『走り出してからは問題なく加速してくれるし、エンジンも良かったよ』と言ってくれたので、彼の感じたシュネルマイスターに関しては良かったと思います。追い切りに関しては、時計は気にしていなかったので、それほど速い時計ではなかったですが、しっかり動けていたと思いますし、先週の追い切りの時計とか強度を考えて、今週の嶋田騎手に微調整をさせたという感じです」

(今週は3頭併せで時計も出ていますが)
「もともと調教はやれば動くタイプなので、どのくらいやるのかという匙加減が難しいので、少し弱いところのある馬で、やり過ぎるとその反動というか、そういうところも出てしまうとレースに影響するだろうと考えて、それほどやらないようにしていましたが、もともとの持っているポテンシャルの高さで時計は出ましたが、やり過ぎている訳ではないので、問題ないと思っています。上がって来た時の息の入りも良かったですし、馬は確実に先週よりもアップしているかなと思っています」

(昨年の安田記念は、古馬相手に3着でしたが)
「昨年は活きの良い感じの時に使わせてもらい、チャレンジャーという立場で良かったのですが、昨年の上位の馬、彼を負かした馬2頭はもういない訳ですから、今年に関してはマイルの中ではトップに立って欲しいな、と思ってやっていますし、安田記念は彼が最も手にしたい勲章だと思いますので、是非そこに向けては、厩舎一丸となってやっているところですし、期待に応える走りをしてくれれば、また、応えられるような作りをしていきたいと思っています」

(取材:木和田篤)

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